Quantcast
Channel: tea in the camp
Viewing all articles
Browse latest Browse all 138

ビッグ4 The Big Four (1927)

$
0
0

クリスティー文庫4 中村妙子訳 2004年

ビッグ4 (ハヤカワ文庫―クリスティー文庫)/早川書房
¥821
Amazon.co.jp
【エルキュール・ポアロ】私立探偵。ファラウェイ・ストリート14番地に住む。
【ヘイスティングス】ポアロの友人。大尉。一年半アルゼンチンの牧場で過ごしてのち、イギリスに帰国。

【ミセス・ピアスン】ロンドンのポアロのフラットの大家。
【ドクター・リッジウェイ】医者。
【メイアリング】秘密情報部員。

【リー・チャン・イェン】ビッグ4の首領。
【ジョン・イングルズ】中国通の退職公務員。月桂樹荘に住む。角ばった体つき、黄ばんだ顔、くぼんだ目。
【ハースリー】イングルズにポワロを紹介する手紙を書いた人物。

【ジョナサン・ホェイリー】もと船乗り。上海でイングルズと知り合った。ダートムア、グラニット・バンガローに住む。
【ロバート・グラント】ジョナサンの使用人。
【ベッツィー・アンドルーズ】ホェイリーの家の通いの料理人。
【ソーンダーズ】前歯が一本折れていて、眼鏡をかけている男。

【ケント大尉】アメリカの秘密情報部員。背が高く痩せぎすで無表情な男。

【ジョン・ハリデー】イギリスの科学者。パリで行方不明になった。
【ミセス・ハリデー】ハリデーの妻。背の高いブロンドの女性。
【ブルゴノー教授】ハリデーと研究室で会った人物。

【マダム・オリヴィエ】フランスの科学者。背の高い女性。
【マドモワゼル・クロード】オリヴィエの助手。
【ムッシュー・アンリ】オリヴィエの助手。
【イネズ・ヴェロノー】オリヴィエの秘書。

【ヴェラ・ロサコフ伯爵夫人】宝石泥棒。

【ピエール・コンボウ】ポアロの友人。

【エイブ・ライランド】アメリカの大富豪。石鹸王と言われている。上背のある痩せた男。顎が突き出し、鉤鼻、濃い眉、灰色の目。髪は半白、葉巻をくわえている。
【アップルビー】エイブの秘書。人柄のいいアメリカ青年。
【ミス・マーティン】エイブの速記者。23,4歳、赤褐色の髪、茶色の目。
【ジェームズ】エイブの従僕。
【ディーヴズ】エイブの侍僕。
【アーサー・ネヴィル】エイブの秘書に応募した男。

【ペインター】旅行家。55歳。
【ジェラルド・ペインター】ペインターの甥。画家。
【アー・リン】ペインターの従僕。
【クェンティン】医者。ドクター・ボリソーの代診。
【ウィチャリー夫妻】ペインターの近所に住む夫妻。

【サヴァロノフ】チェスの名人。背が高く痩せていて、毛虫のような眉毛、白いあご髭、やつれた面ざし。
【ギルモア・ウィルソン】サヴァロノフへの挑戦者。アメリカ人。
【ソーニャ・ダヴィロフ】サヴァロノフの姪。中肉中背、短くカットした黒い髪、濃い藍色の目。
【イワン】サヴァロノフの従僕。無表情な男。
【マダム・ゴスポージャ】未亡人。
【サー・チャールズ・キングウェル】国会議員。

【オールディントン卿】ポアロが以前事件解決をした人物。
【ブロンセン】ヘイスティングスの農場の管理人。

【ジョゼフ・アーロンズ】芸能関係に詳しい男。

【マックニール】マックニール・アンド・ホジソン法律事務所の弁護士。
【アーネスト・ラトレル】俳優。
【ジョン・セント・モー】俳優。
【オースティン・リー】俳優。
【クロード・ダレル】俳優。
【フロッシー・モンロー】クロードの恋人。どぎつい化粧と黄色の髪。

【シドニー・クラウザー】イギリスの内務大臣。50歳、国民に人気のある人物。
【デジャルドー】フランスの首相。長身でとがったあご髭の人物。感受性の鋭そうな風貌。

【アシール・ポワロ】ポワロの双子の兄弟。

【テンプルトン】ハーフォードシャーに住む年配の男。
【ミセス・テンプルトン】テンプルトンの後妻。背の高い黒い髪の女性。
【ミッキー】テンプルトンの息子。
【ミス・クラーク】ミセス・テンプルトンのコンパニオン。
【メイベル・パーマー】看護婦。
【ドクター・トリーヴズ】医者。赤っぽい口髭を蓄え、鼻眼鏡をかけている。

【ハーヴィー大尉】イギリスの諜報部員。

【ジャップ】警部。
【メドーズ】デボンシャー警察の警部。

アガサの使用するトリックとしてはよくあることだが、
この話では多くの人物が実は同一人物であるケースがある。
つまり、実在しない人物であったり、誰か他の人物がなりすましているということがある。

《舞台となった家》
ポアロの家
-ロンドン、ファラウェイ・ストリート14番地
ジョナサン・ホェイリーの家
-ダートムアのホッパートン、グラニット・バンガロー
ハリデー夫妻の家
-サリー州チョーバムの村の近くのチェトウィンド・ロッジ
マダム・オリヴィエの家
-フランス、パシー
ライランドの家
-ハットン・チェイス荘(ロームシャー公爵から半年間借りている)
ペインターの家
-ウスターシャー、マーケット・ハンドフォード町、クロフトランズ荘
サヴァノロフのフラット
-ウエストミンスター
テンプルトンの家
-ハーフォードシャー、エルムステッド荘

《日本の大地震》
p70「日本をおそった大地震の後、アメリカの水雷艇と駆逐艦が何隻か、暗礁に乗り上げて沈没しました」
この話の出版が1927年なので、関東大震災(1923年)のことを取り挙げていると思われる。

《ジュウジュツ》
p102 「そう、あれは日本のジュウジュツという手でしょう。」
だいぶ東の国の文化も気になってるんでしょうか。

《ボーイスカウトについての言及》
p223「備えあれば憂いなし。ボーイスカウトのモットーです。」
イギリスはボーイスカウト発祥の地である。アガサの小説には時々、ボーイスカウトがチョイ役で出て来たり、
比喩として使われたりしている。

Viewing all articles
Browse latest Browse all 138

Trending Articles