クリスティー文庫28 橋本福夫訳 2004年
- 鳩のなかの猫 (ハヤカワ文庫―クリスティー文庫)/早川書房
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【エルキュール・ポアロ】私立探偵。今回は後半(p329)からの登場。
【ジョージ】ポアロの従僕。ポアロはジョルジュと呼ぶこともある。
------ メドウバンク校のスタッフ ------
【オノリア・バルストロード】メドウバンク校の校長。背が高く、きれいに整えた白髪の混じった髪、ユーモアをたたえた灰色の目、意思の強そうな口もと。
【チャドウィック(チャディ)】数学の先生。ミス・バルストロードと共同で学校を創立した。秀でた額、頑固そうな口もと、鼻眼鏡をかけ、背が高く猫背であかぬけない服装をしている。親しみやすくちょっとぼんやりした話し方をする。
【エレノア・ヴァンシッタート】ドイツ語と歴史の先生。がっしりした身体つき、ひと筋の乱れもない白髪の混じった髪、非のうちどころのない仕立のスーツ。40歳すぎぐらい。
【アイリーン・リッチ】英語と地理の先生。やせてごつごつしていて、みにくいながらも情熱的な顔をしている。
【アンジェール・ブランシュ】フランス語の先生。やせたさえない女性。35歳ぐらい。暗褐色の髪を束ねている。
【グレイス・スプリンガー】体育の先生。骨ばった身体つきの赤毛の若い女性。
【ローワン】若い教師。やせていて浅黒く、情熱的な顔をしている。黒っぽい髪。心理学の学士。
【ブレイク】若い女教師。ぽっちゃりとした体つきで色白。植物学と物理を教えている。
【ローリイ】図画の外来講師。
【アン・シャップランド】校長の秘書。35歳のいい顔立ちをした女。黒い髪をぴったりと撫でつけている。
【エルスペス・ジョンスン】寮母。
【エディス】エルスペスの妹。
【ディック、オリバー、ケート】エディスの家族。
【ブリッグズ 】年寄りの園丁。
【アダム・グッドマン】新しい園丁。若くて色が浅黒く、顔立ちがよい。
【ギボンズ夫人】コック。耳が遠い。
【ドリス・ホッグ】使用人。
----- メドウバンク校の生徒とその保護者 -----
【ジェニファー・サットクリフ】15歳の顔色のわるいがっちりした身体の娘。
【ジョアン・サットクリフ】ジェニファーの母親。
【ヘンリー・サットクリフ】ジョアンの夫。
【エリス】サットクリフ夫妻の使用人。
【バードウェル】サットクリフ夫妻の通いの手伝い。
【ロザモンド】ジェニファーの叔母。
【キャンベル(ジーナ小母さん)】ジェニファーの名付け親。
【シャイスタ】浅黒い顔のすらりとした少女。
【イブラヒム大公】シャイスタの叔父。
【ジュリア・アップジョン】そばかすのあるじみな顔をした少女。聡明そうな顔、ほがらかそうな態度。
【アップジョン】30代後半の女性。明るいブラウンの髪で顔にそばかすがある感じのいい婦人。
【イザベル】ジュリアの叔母。
【ジェーン】生徒。【ヴァランス】ジェーンの保護者。
【メロウ】生徒。【アンダースン】教授。メロウの保護者。
【ヘクター】生徒。【ヴァイオレット】ヘクターの保護者。
【アリスン】生徒。【アリステア・ハーグリーヴズ少佐】アリスンの保護者。
【ヘンリエッタ・ホープ】生徒。【ゼラルド・ホープ】ヘンリエッタの保護者。
【メアリ・ヴァイス】奨学資金生。
【マーガレット・ゴア・ウェスト】最上級生の監督生。
【イングリッド】スウェーデン人の王女。
【リディア】生徒。【パミラ(パム?)】生徒。【ロイス】生徒。
【シゼル・ドウブレイ】生徒。【メアリー・キング】生徒。
【ヴェロニカ・カールトン・サンドウェイズ】双子の娘の母。通常は魅力的で感じがよいが、酒ぐせが悪い。
【カールトン・サンドウェイズ少佐】ヴェロニカの夫。
【エディス】ヴェロニカの付き人?
【アーノルド】保護者。【ガーネット】保護者。
【バード】保護者。【ランベス】保護者。
【アンドリュー・ボール】窃盗で逮捕された男。
【ゲッコー】アンドリュー・ボールの仲間。
----- ラマット国にいた人々 -----
【アクメッド・アブドゥッラー】アリ・ユースフの祖父。
の静かで誠実。25歳。
【ボブ・ローリンスン】ジョアン・サットクリフの弟。アリ・ユースフのお抱えパイロットであり、友人。砂色の髪、そばかすのある顔の青年。
【ジョン・エドマンドスン】イギリス大使館の三等書記官。ボブの友人。背の高い、金髪色白の青年。ラマットに駐在していた。
【アクメッド】軍曹。飛行機の主任整備員。
【ハースト】石油会社の夫妻。ジョアンの友人。
【アンジェリカ・デ・トレド】ダンサー。
【ウェルシャム公爵夫人】バルストロード校長の知人。ウェルジントン・アビイに住む。娘たちをメドウバンクに通わせていた。
【ヘンリー・バンクス】メドウバンクの理事長。
【マーヴィン・トッドハンター卿】考古学者。アンがかつて秘書をしていた人物。博学で、怒りっぽい。
【アンドリュー・ピーターズ】アンがかつて秘書をしていた人物。
【モニカ・ロード】女優。アンがかつて秘書をしていた人物。
【デニス・ラスボーン】アンの恋人。
【ジュゼッペ】ミス・ローワンとミス・ブレイクにイタリアで話しかけてきた青年。
【グローリア】ミス・ヴァンシッタートの友人。
【ドピュイ】ブランシュの前任。
【ヴェラ・ロリマー】アンの前任。
【フォン・アイゼンガー】男爵。
【ヘルスターン、ヘードヴィヒ】アイゼンガーの関係者。
【コリンスキー夫人】メドウバンクの近くに滞在している婦人。
【モーリーン・サマーヘイズ】p331ジュリアの母の友人。「マギンティ夫人は死んだ」に登場する。
【アトキンスン】アンカラのイギリス領事館員。
【アリス・コールダー】ロンドンに住む25歳くらいの感じのいい女性。
【アレン】アリスの息子。
【ビリー】アレンの友人。
【ロビンスン】謎の人物。恰幅のよい立派な服装の男。黄色い顔に黒っぽい陰気な目と広い額、やや大きすぎる白い歯をのぞかせた大きな口。
【イーフレイム・パイクアウェイ大佐】公安課大佐。ブルームズベリイに事務所がある。太った中年男。ヘビースモーカー。いつも眠りかかったところか目をさましたばかりのような顔つきをしている。
【デレク・オコナー】パイクアウェイの部下。背の高い、色の浅黒い、筋骨のたくましい青年。
【ロニイ】パイクアウェイの部下。
【ストーン】警察署長。
【ケルシー】警部。
【グリーン】ハースト・セント・サイプリアン警察の巡査部長。
【ボンド】巡査部長。
【バーバー】若い警官。
【ウォーレンダー】主任警部。
《ケルシー警部》
「ABC殺人事件」で同名の若い警部が出て来ている。
p345ケルシーがポアロと出会った時のことについて話している部分
ケルシー「ウォーレンダー主任警部が担当しておられた事件の時でした。わたしはまだかけ出しの部長刑事だったものですから、小さくなっていましたが」
《日本に関する言及》
p53ラマットのホテルでのジョアン・サットクリフの部屋について
"南国の特産品ということにはなっていても、たいていはバーミンガムや日本の製品である雑多な骨董品がいっぱいとり散らかしてあった。"
p389デニスの仕事についてアダムが推測
"たしかの仕事の関係で、ビルマやマニラやシンガポールや日本、そういったところへよくいらっしゃるんでしょう。"
《献示》
ステラ・カーワンとラリイ・カーワン