Quantcast
Channel: tea in the camp
Viewing all 138 articles
Browse latest View live

雲をつかむ死 Death in the Clouds (1935)

$
0
0

クリスティー文庫10 加島祥造訳 2004年

雲をつかむ死 (ハヤカワ文庫―クリスティー文庫)/早川書房
¥864
Amazon.co.jp
【エルキュール・ポアロ】私立探偵。

【ジェーン・グレイ】美容院の助手。ロンドンのハロゲイト街に住む。黒い髪、青みがかった灰色の瞳。

【ノーマン・ゲイル】歯科医。青い目。青いセーターを着ている。住所はマスウェル・ヒルのシェパード街。

【マダム・ジゼル(マリー・アンジェリク・モリソー)】金貸し業。真っ黒な服を着た中年すぎの、がっちりした体つきの婦人。パリ、ジュリエット街に住む。

【シシリ・ホーバリ】伯爵夫人。金髪、ドレスデン陶器のような華奢な顔。元コーラスガール。舞台での名前はシシリ・ブランド。本名はマーサ・ジェブ。コカイン中毒。サセックスのホーバリ狩猟場とロンドンのグローヴナ・スクエアに家を持つ。
【マドレーヌ】ホーバリ夫人のメイド。黒い服を着た黒い髪の娘。

【ヴェネチア・アン・カー】コテズモア卿の令嬢。サセックス州ホーバリの町リトルパドックに住む。

【ロジャー・シェームズ・ブライアント】耳鼻咽喉科の医者。いかめしい顔つきをした、背の高いグレイの髪の男。フルートを持っている。住所はハーレイ街392番地。

【アルマン・デュポン】考古学者。顎髭をはやしている。息子と共にペルシャで発掘をした帰り。
【ジャン・デュポン】アルマンの息子。背が高い。金髪。

【ダニエル・マイクル・クランシイ】探偵作家。

【ジェームズ・ベル・ライダー】セメント会社の支配人。北西区のブレインベリ街に住む。

【ヘンリー・チャールズ・ミチェル】シニア・スチュワード。ウォンズワースに住む。
【アルバート・デイヴィス】セカンド・スチュワード。クロイドンに住む。

【メイジイ】ル・ピネのマッサージ師。

【アン・モリソー】ジゼルの娘。母親とは小さい時に別れたきりで別々に暮らしている。髪の黒い、垢抜けした女性。24歳。
【アレクサンドル・チボー】マダム・ジゼルの顧問弁護士。長身で年配の灰色の顎髭を生やしたフランス人。
【ジョルジュ】マダム・ジゼルの住むマンションの年老いた門番。
【エリーズ】マダム・ジゼルのメイド。背の低いがっしりした中年女。赤ら顔と鋭い小さい目。

【ゼロプーロス】ギリシャ人の古物商。サン・オノレ街に店を持つ。黒い小さな目をした頑丈な小柄の男。
【ジュール・ペロー】ユニヴァーサル航空の事務所に勤務している15歳ぐらいの少年。
【サイラス・ハーパー】マダム・ジゼルの隣の席を予約した男。背が高くて少し猫背で、髪はグレイで角ぶちの眼鏡をしており、少し山羊ひげをはやしている。

【スティーブン・ホーバリ】ホーバリ伯爵夫人の夫。27歳。細い頭と長い顎。親切だが几帳面で頑固。
【フォークス】ホーバリ伯爵家財産の顧問弁護士。
【レイモンド・バラクラフ】俳優。ホーバリ伯爵夫人の友人。

【アンドリュー・リーチ(アントワーヌ)】ジェーンの勤めている美容院の主人。
【ジョルジュ】ジェーンの同僚。
【グラディス】ジェーンの同僚。

【ロス】ノーマン・ゲイルの歯科医院の看護婦。
【ジョン・ゲイル】ノーマン・ゲイルの叔父。

【ルス】ヘンリー・ミチェルの妻。つぶらな黒い眼をした肉付きのよい血色のいい女。
【ジョンソン】酒場〈王冠と羽根〉のおやじ。娘がデイヴィスに求婚されている。

【ケネディ教授、ハイドラー、カーマイケル】ウィンタスプーンがジャップに紹介した人物たち。

【ジョルジュ・レマン】マリー・モリソーの夫。ケベック生まれ。
【リチャーズ】アン・モリソーの夫。
【アンジェリック尼】アンが育ったマリー孤児院の院長。

【ジャップ】イギリス警察の警部。
【ロジャース】ジャップの部下。巡査。
【ジェームズ・ホイスラー】警察医。骨ばった小男。
【ヘンリー・ウィンタスプーン】政府の主任分析学者。珍しい毒物の権威。ぼんやりとした顔つきの、穏やかな人。
【フルニエ】フランス警察の警部。長身でやせぎすの男。ポアロおなじみのジロー警部とも知り合い。
【ジル】フランス警察の捜査部の部長。

《プロメテウス号》
ユニヴァーサル航空会社が航行
パリ、ル・ブールジェ空港→
ロンドン、クロイドン空港

《ある事件》
p308ポワロの言葉
「ある事件で、みんなが嘘をついているのを調べあげたことがありましたよ!」

《献示》
オーマンド・ビードル

おしどり探偵 Partners in Crime (1929)

$
0
0

クリスティー文庫52 坂口玲子訳 2004年

おしどり探偵 (ハヤカワ文庫―クリスティー文庫)/早川書房
¥907
Amazon.co.jp

【トマス・べレズフォード】赤毛の青年。秘密情報局に勤めている。タペンスと6年前に結婚した。
【タペンス・べレズフォード】トマスの妻。夫婦そろって冒険好きで探偵小説好き。探偵事務所ではミス・ロビンスンと名乗る。
【アルバート】べレズフォード夫妻の手伝いを執事気取りでしている15歳の少年。

■アパートの妖精 A Fairy in the Flat

【カーター】情報局長官。背の高い白髪の男。トミーに仕事を持ってくる。
【シオドア・ブラント】探偵事務所の所長。

■お茶をどうぞ A Pot of Tea

【ローレンス・セント・ヴィンセント】チェリントン伯爵の甥。
【ジャネット】ブルック・ストリートの帽子屋「マダム・ヴァイオレットの店」の売り子。赤毛、高めの身長、ダークブルーの瞳。

■桜色真珠紛失事件 The Affair of the Pink Pearl

【ベアトリス・キングストン・ブルース】背が高く、黒髪。セント・ヴィンセントから聞いて探偵事務所に来た。ウィンブルドン、エッジワース・ロードの「月桂樹(ローレル)荘」に住む。

【アラミタ】タペンス夫妻にコルク抜きを送った叔母。

【キングストン・ブルース大佐】短く刈り込まれた白い口髭の長身の男。いかにも軍人風。
【キングストン・ブルース夫人】ブルース大佐の妻。

【レディ・ローラ・バートン】ローレル荘の客。背の高い痩せた女。鼻メガネをかけている。
【キャロウェイ伯爵】レディ・ローラの亡父。
【エリーズ】レディ・ローラのメイド。フランス人。

【ハミルトン・ベッツ】ブルース大佐のアメリカの友人。
【ベッツ夫人】桃色真珠のついたペンダントの持ち主。大柄な女性で、確信に満ちた物言いをする。

【グラディス・ヒル】ローレル荘の客間のメイド。
【アリス・カミングス】ローレル荘の家事使用人。
【セント・ヴィンセント】ローレル荘の客。

【レニー】社会主義者。仕立ての悪い服を着ている。キラキラした黒い目が印象的なひょろりとした青年。

【マリオット】スコットランド・ヤードの警部。

p74トミー「きみはこの前友達のジャネット・スミスとグルになってぼくをだましたろう。」
> 「お茶をどうぞ」のジャネットのことであろう。すると彼女の旧姓はスミス。

■怪しい来訪者 The Adventure of the Sinister Stranger

【フランシス・ハヴィランド】戦時中、タペンスが運転手をしていた将軍。
【グレゴール・フョードルスキー】手紙の差し出し人。
【チャールズ・バウアー】医者。ハムステッドで開業している。カラマツ荘に住む。
【バートラム、ヘンリー】バウアーと同居している甥。
【ディムチャーチ】スコットランド・ヤードの警部。ずんぐりむっくりで抜けめのない目をしている。
【コギンズ、ヴァシーリイ】悪党の一味。

【マリオット】スコットランド・ヤードの警部。

■キングを出し抜く Finessing the King

【アーサー・メリヴェール卿】長身で痩せた男。
【ヴィア・メリヴェール】アーサーの妻。
【ビンゴ・ヘイル】アーサーの友人。

【マリオット】スコットランド・ヤードの警部。

■婦人失踪事件 The Case of the Missing Lady

【ガブリエル・スタヴァンソン】探検家。身長六フィート以上、日焼けした顔とブルーの瞳。
【モーリス・リー・ゴードン夫人(ハーマオイニ・クレイン、ハーミイ)】ランチェスター卿の二番目の娘。背の高いほっそりとした女性。
【レディ・スーザン・クロンレイ】ハーマオニの叔母。ポント・ストリートに住む。太った婦人。
【ロバート卿】故人。猫が嫌い。
【ホリストン】穀物倉(グレンジ)荘で療養所をしている医者。長身で、黒い口髭をきれいに刈りこんでいる。
【ブレディ】トミーの知り合いの医者。

■目隠しごっこ Blindman's Buff

【ブレアガウリー公爵】白髪混じりの男。
【ハーカー大尉】ずんぐりとした男。

■霧の中の男 The Man in the Mist

【マーヴィン・エストコート(バルジャー)】トミーの友人。
【ギルダ・グレン】女優。黄金色の髪、つぶらな青い目、すらりと高い背の美人。
【レコンベリー卿】長身で白髪混じりのぽっちゃりとした顔の男。
【ジェイムズ・ライリー】詩人。
【ハニーコット夫人】モーガンズ・アヴェニューのホワイト・ハウスに住む。
【エレン】ハニーコット夫人のメイド。
【マーヴェル】弁護士。

■パリパリ屋 The Crackler

【レイドロウ少佐】競馬好き。長身で、肌は白く髪は金髪。
【マルグリート・レイドロウ】レイドロウ少佐の妻。ほっそりとした体つき、かわいらしい片言英語。
【M.エルラード】レイドロウ夫人の父。ピンとまっすぐな体、黒い小さな口髭、油断のない目。
【ジミー・フォークナー】賭博クラブにいる若者。
【ハンク・P・ライダー】マルグリートの崇拝者の一人。アラバマ出身の大金持ち。
【セント・ヴィンセント】レイドロウ夫妻の知り合い。

【マリオット】スコットランド・ヤードの警部。

■サニングデールの謎 The Sunningdale Mystery

【アンソニー・セッスル大尉】ヤマアラシ保険会社をホラビー父子と共同経営している。
【ホラビー】セッスル大尉の友人。
【バーナード少佐】ゴルフ場でホラビーたちと会った人物。
【レッキー】ゴルフ場でホラビーたちと会った人物。
【ドリス・エヴァンズ】小柄で金髪のタイピスト。

■死のひそむ家 The House of Lurking Death

【ロイス・ハーグリーヴズ】若くてすらりとしている。金髪。とても魅力的な女性。サーンリー農場に住む。21歳。
【バートン】医者。背の高い年配の男性。
【レディ・ルーシー・ラドクリフ】ロイスの叔母。
【デニス・ラドクリフ】レディ・ラドクリフの亡夫の甥。
【ハロウェイ】料理人。
【ローズ】ハロウェイの姪、台所仕事担当。
【ハンナ】メイド。
【エスター・クアント】客間係。もの静かな娘。
【ミス・ローガン】亡ルーシーの話し相手、現在は屋敷をきりもりしている。
【メアリ・チルコット】ロイスの学生時代の友人。背が高く、日焼けした顔に青い目。
【エドワード・ローガン】『医学全書』の著者。ミス・ローガンの父。

■鉄壁のアリバイ The Unbreakable Alibi

【モンゴメリー・ジョーンズ】ジャネット・セント・ヴィンセントの知人。人当たりのいい素直そうな顔立ち、とても背が高い青年。
【レディ・アイリーン・モンゴメリー】モンゴメリー・ジョーンズの母。
【ユーナ・ドレイク】オーストラリア人。冒険好き。
【ル・マルシャン】ユーナの友人。
【デッキー・ライス】ル・マルシャンの友人。トーキーに伯母がいる。
【ジェーン】タペンスの友人。
【オグランダー夫妻】ル・マルシャンの知人。
【マージョリー・レスター】ユーナと一緒に部屋を借りている女性。クラージス・ストリートのアパートメント。

■牧師の娘 The Clergyman's Daughter

【モニカ・ディーン】牧師の娘。すらりとした体つき、灰色がかった茶色の髪、ダークブルーの瞳。
【オニール博士】自然科学研究協会のメンバー。
【クロケット】〈赤い館〉の使用人。
【ジェラルド】技師。
【パートリッジ】金持ちの青年。

p353タペンス「だれにでも起きることなの。わたしのときもそうだったわ」 >秘密機関のこと!

■大使の靴 The Ambassador's Boots

【ランドルフ・ウィルモット】アメリカ大使。もったいぶった話し方をする。
【ラルフ・ウェストラム】上院議員。
【リチャーズ】ウィルモットの従僕。
【アイリーン・オハラ】船の客。黒髪。
【シスリー・マーチ】金髪の美しい女性。
【グレイス】スコットランド・ヤードの警部。

■16号だった男 The Man Who Was No.16

【カーター】情報局長官。
【ウラディロフスキー公爵】中背で優雅な物腰の、金色の顎髭をはやした35,6の男。
【セルギウス、マリーズ】スパイの一味。
【コートランド・ヴァン・シュナイダー夫人】ホテル・ブリッツの客。
【エヴァンズ、クライデスリー】カーターの部下。
【M.ポール・ド・ヴァレズ】病身のフランス少年。


<<挙げられている推理小説>>
引用の()内解説も、本からそのまま引用したものです。

p16タペンス「このアパートにほんものの生きた妖精がいるなんて。コナン・ドイルに手紙で報告する?」
>>アパートの妖精

p46タペンス「たとえばあなたがソーンダイク博士(フリーマン作の法医学探偵)になるのは難しいんじゃない?」
p46トミー、ポアロの有名なセリフを引用する。「モナミ、きみの灰色の脳細胞をつかいたまえ」
p52タペンス「さしずめ助手のポルトンってとこね」
>>桜色真珠紛失事件

p87トミー「ぼくらはオークウッド兄弟(ヴァレンタイン・ウィリアムズが創造したデズモンドとフランシスの兄弟探偵)になろう!」
p98トミー「これはワニ足ものじゃない。ブルドッグ・ドラモンドもの、そしてきみは比類なきカール・ピータースンだ」(サッパー作『ブルドッグ・ドラモンド』は快男児ドラモンドを主人公とする冒険探偵小説。カール・ピータースンは悪役であろう)
>>怪しい来訪者

p108トミー「栄光はきみのものだ、とまあ、ハンプティ・ダンプティならいうだろう」
p113タペンス「灰色の脳細胞を使いたまえ、モナミ。」
p113トミー「おしのびマッカーティという線だろう。するとぼくはさしずめ、リオーダンだね」(『おしのびマッカーティ』はイザベル・オストランダーの代表作。警部マッカーティが変装して活躍する)
>>キングを出し抜く

p145トミーはテーブルに置いてあるヴァイオリンを手にとり、弓で一、二度弦をこすった。・・・
タペンス「どうしてもシャーロック・ホームズにこだわるんなら、わたしがステキなちっちゃな注射器とコカインというラベルを貼ったビンを用意してあげる。」
>>婦人失踪事件

p188トミー「ブラウン神父(チェスタトン作のカトリック神父探偵)風とはとてもいかなかったなあ」
>>霧の中の男

p219タペンス「もちろん、あなたがシャーロック・ホームズとソーンダイク博士とマッカーティ警部とオークウッド兄弟を全部ひっくるめたような人間だと本気で思ってるのなら、なにをいっても無断でしょうけどね。」
p220トミー「エドガー・ウォレスの作品を全部きちんと並べるには、」
>>パリパリ屋

p249タペンス「あなたは『隅の老人』(パロネス・オルツィ作の探偵。いつもポケットに紐の切れ端を入れていて、複雑な結び目を作る)のつもりなんでしょ?」
>>サニングデールの謎

p274トミー「メースン(冒険小説、推理小説を多数書いた。フランスの警官アノーを主人公としたシリーズはホームズのフランス版といえる)の小説に出てくる女性みたいだ。」「今朝は偉大なアノーでいこう 」
p282トミー「そう、ヴァン・デューセン(ジャック・フットレル作〈思考機械シリーズ〉の主人公。ボストンの大学教授)とその妹の到着です。」
>>死のひそむ家

p319タペンス「フレンチ警部(クロフツの一連の推理小説に登場するスコットランド・ヤードの警部)ね」「これは絶対にフレンチ警部的事件よ。いつもアリバイ崩しをやってるもの。」
p341トミー「次の事件はロジャー・シェリンガム風でやろうよ。タペンス、きみがシェリンガム役だ」タペンス「だったらおしゃべり屋にならなきゃね」
>>鉄壁のアリバイ

p345トミー「きみはロジャー・シェリンガムになりきろうとしているわけだね」
p346トミー(タペンスを)「秘書のミス・シェリンガムを紹介しておきましょう」
>>牧師の娘

p377タペンス「わたしはかの有名なフォーチューン医師、あなたは警視ベル」(H.C.ベイリー作の本格ミステリの主人公フォーチューンは、スコットランド・ヤードの顧問医師として活躍。助手役は警視ベル)
トミー「なぜ、きみがレジナルド・フォーチューンになるんだ?」
p383トミー「シャーロック・ホームズとバターが沈んだパセリ―いや、パセリが沈んだバターの深みだ」
>>大使の靴

p413タペンス「すべてはちいさな灰色の脳細胞のおかげだわ」
「今度が最後の事件よ。警察が超一流のスパイを投獄したあとは、偉大な探偵たちは引退してミツバチを飼ったり(ホームズの引退後の進路)、ペポカボチャを育てたり(ポアロの引退後の進路)することになるの」
>>16号だった男


予告殺人 A Murder is Announced (1950)

$
0
0

クリスティー文庫38 田村隆一訳 2003年

予告殺人 (ハヤカワ文庫―クリスティー文庫)/早川書房
¥994
Amazon.co.jp
【ジェーン・マープル】探偵好きな独身の老婦人。

【レティシィア(レティー)・ブラックロック】リトル・パドックスの女主人。60歳を少し越えている。背が高く、白い髪はわずかにウェーブがかかってる。知的で強い意思を表した顔、灰色の目、顎は角ばっている。

【ドラ・バンナー(バンニー)】レティシィアの旧友。青い目。あまり利口ではなくへまばかりしている。

【パトリック・シモンズ】レティシィアの若い従弟。ミルチェスター大学で工学士の資格をとる勉強をしている。
【ジュリア・シモンズ】レティシィアの若い従妹。パトリックの妹。ミルチェスター・ジェネラル病院で薬剤師として実習中。
【エリノア・シモンズ夫人】カンヌにいる、パトリックとジュリアの母。

【フィリッパ・ヘイムズ(ジョーン)】美貌の下宿人。金髪で青い目。ルーカス夫人の地所にあるデイヤス・ホールで庭師の助手をしている。未亡人。
【ハリー】フィリッパの息子。8歳。小学校の寮に入っている。
【ロナルド・へイムズ】フィリッパの戦死した夫。

【ミッチー】キッチンのメイド。中欧からの避難民。若く、バストが大きく、黒いつやつやした髪を編んで頭に巻き付けている。「甘美なる死(デリシャス・デス)」という名の特別製ケーキを作る。

【エヴァンズ】日雇いの庭師?
【ハギンズ夫人】通いのお手伝い。
【ジム・ハギンズ】ハギンズ夫人の夫。

【イースターブルック大佐(アーチー)】心理学者。
【ローラ・イースターブルック】その妻。髪をブロンドに染めている。青い目。
【バット夫人】イースターブルック家の家政婦。

【エドマンド・スウェッテナム】文学青年。背が高く、眼鏡をかけている。
【スウェッテナム夫人】エドマンドの母。
【フィンチ】スウェッテナム夫人の家の使用人。
【スージー】エドマンドの乳母。

【ヒンチクリフ】養鶏業者。男のようなショートカットの頭、日焼けした顔。
【エミー・マーガトロイド】養鶏業者。太っちょで愛想がいい。

【ジュリアン・ハーモン】牧師。60歳。
【ダイアナ・ハーモン(バンチ)】ジュリアンの妻。ジェーンの友人。
【スーザン、エドワード】ハーモン夫妻の子供。
【ジミー・サイム】ハーモン家に部屋を借りている。
【ジョニー・フィンチ】ハーモン家に部屋を借りている。

【ルーカス夫人】デイヤス・ホールの持ち主。
【アッシュ】デイヤス・ホールの庭師。

【ルディー・シャーツ】強盗。スイス人。メデナム・ウェルズのロイヤル・スパ・ホテルの受付係だった。金髪。

【ロウランドスン】ロイヤル・スパ・ホテルのマネージャー。背の高く血色のいい、温和な人物。
【マーナ・ハリス】ロイヤル・スパ・ホテルのウェイトレス。赤毛、小さな愛らしい鼻をした美しい女。

【ジョニー・バット】新聞配達人。
【トットマン】チッピング・クレグホーン村のハイ・ストリートで文房具と新聞小売店を兼営している。
【セリーナ・ロレンス、ミセス・ルーカス】チッピング・クレグホーンの住人。
【バット夫人】チッピング・クレグホーンの住人。

【ティムキンズ】リトル・ワースデイルに住むバット夫人の知人。
【ゴア】リトル・ワースデイルの牧師。
【ネッド・バーカー、トム・ライリー、マーリーン、フロリー、べラミー】アッシュの知人。
【エリオット】ハイ・ストリートにあるアンティーク・ショップの店主。
【ジュリア】アンティーク・ショップの隣にある喫茶店「ブルーバード」のウェイトレス。

【ベディングフェルド】ミルチェスターにいるレティシィアの弁護士。
【アドルフ・コッホ】ベルンの医者。

【ランダル・ゲドラー】財界人。
【ベル・ゲドラー】ゲドラー夫人。レティシィアを「ブラッキー」とよぶ。
【ソニア】ゲドラーの妹。
【ドミトリー・スタンフォーディス】ソニアの夫。
【ピップ、エンマ】ソニアの双子の子供。
【マクレランド(マック)】ゲドラー夫人の看護婦。すらりとした中年の婦人。
【シャーロット】レティシィアの妹。

【レッグ】巡査。
【フレッチャー】巡査部長。
【ダーモット・エリック・クラドック】捜査課の警部。頭が良く想像力も豊か。ジェーンとはこの話で初対面。
【ジョージ・ライデスデール】ミドルシャーの警察署長。中肉中背、人の話をよく聴くタイプ、命令は簡潔。
【ヘンリー・クリザリング】前ロンドン警視庁の警視総監。背の高い、威厳をただよわせた初老の男。クラドックの名付け親。

<<ジェーンの話の中のみで出てくる名前>>
【レイモンド・ウェスト】ジェーンの甥。
【ブレア・レイトン、アルマ・タディマ】画家?
【フレッド・タイラー】魚屋。
【ジェシィ・スプラッグ】服地屋の娘。
【へイムズ大佐】在インド騎兵隊。
【フローリイ】理髪店の助手と結婚した娘。
【エラートン】セント・メアリ・ミードの看護婦。
【ピュージイ夫人】新聞売場の夫人。
【クレイ夫人】毛織物屋。
【ジョーン・クロフト】葉巻やパイプをくわえて歩く女性。
【ラーチズ、ボーン少佐、シムラ・ロッジ、ライト大佐】インド駐在の軍人。
【ホジソン】若い娘と結婚した銀行の支配人。
【カーティス】メソジスト教会の牧師。

<<クラドックの連想>>
【ジム・ケリー】クラドックが逮捕に関わった詐欺師。
【エンマ】クラドックの伯母。

<<献示>>
ラルフ及びアン・ニューマン

そして誰もいなくなった And Then There Were None (1939)

$
0
0

クリスティー文庫80 清水俊二訳 2003年

そして誰もいなくなった (ハヤカワ文庫―クリスティー文庫)/早川書房
¥734
Amazon.co.jp

【ローレンス・ジョン・ウォーグレイヴ】高名な元判事。蛙のような顔、亀のような首、まがった背中、鋭い小さな目。
【レディ・コンスタンス・カルミントン】ウォーグレイブを招待した人物。
【エドワード・シートン】有罪判決を受けた男。

【ヴェラ・エリザベス・クレイソーン】秘書・家庭教師の娘。
【ヒューゴー・ハミルトン】ヴェラが愛した男。
【ハミルトン夫人】ふくよかで陽気な婦人。
【モリス】死亡して、シリルに財産を贈与した。
【シリル・オージルヴィー・ハミルトン】溺死した少年。

【フィリップ・ロンバード】元陸軍大尉。
【東アフリカのある村落の住民21名】死亡。

【エミリー・カロライン・ブレント】信仰のあつい老婦人。
【U.N.O-】オリヴァー?
【ビアトリス・テイラー】エミリーの使用人。

【ジョン・ゴードン・マカーサー将軍】退役の老将軍。小さな白い口髭がある。
【スプーフ・レガード】マカーサーの知人。
【ジョニー・ダイアー】マカーサーの知人。
【アーミテイジ】マカーサーのかつての部下。
【エルマー・ロブスン】アメリカの若い富豪。
【トム・ブレント】マカーサーと同じ連隊にいた人物。エミリー・ブレントのおじ。
【エルシー・マクファースン】マカーサーの従弟と結婚した人物で、ミス・ブレントの知人。
【レスリー】マカーサーの妻。ハートのかたちをした顔、濃い灰色の目、カールした鳶色の髪。
【アーサー・リチモンド】レスリーの愛人。

【エドワード・ジョージ・アームストロング】ハーレー街の医師。
【ルイザ・メアリー・クリース】アームストロングの患者。

【アンソニー(トニー)・ジェイムズ・マーストン】遊び好きの青年。こまかくちぢれている髪、陽にやけた顔、深みのある青い目。
【バジャー・バークリー】マーストンの友人。
【ジョン、ルーシー・カムズ】ケンブリッジで交通事故にあった子供たち。

【ウィリアム・ヘンリー・ブロア】ロンドン警視庁の元警部。探偵社をひらいている。
【ジェイムズ・スティヴン・ランダー】銀行強盗。

【トマス・ロジャース】オーエン家の執事。
【エセル・ロジャース】トマスの妻、コック。幽霊のように血の気のない女。
【ジェニファー・ブレイディ】ロジャース夫妻を雇っていた人物。

【オーエン夫妻】インディアン島の持ち主。
【ユナ・ナンシー・オーエン】ヴェラを教師として招待した人物。

【ゲブリエル・タール】ハリウッドの映画スター。
【アイザック・モリス】仲介者。オーエン夫妻の代理人。

【ジム】オークブリッジ駅前のタクシー運転手。
【デイヴィス】小さな宿「セブンスターズ」でモーターボートを用意した男。南アフリカ生まれ。
【フレッド・ナラカット】モーターボートの運転手。
【エルマー・ロブスン】フレッド・ナラカットの客。アメリカの若い富豪。かつてインディアン島の持ち主だった。

【マシューズ】シートン事件の弁護士。
【ルエリン】シートン事件の検事。

【トマス・レッグ卿】ロンドン警視庁副警視総監。
【メイン】警部。
【ハリス】トマス・レッグ卿の部下。

《ボーイスカウトについての言及》
p335「十一日の朝、丘の上にいたボーイ・スカウトの一行が救助信号に気がついたのです。」
イギリスはボーイスカウト発祥の地である。アガサの小説には時々、ボーイスカウトがチョイ役で出て来たり、
比喩として使われたりしている。

死が最後にやってくる Death Comes as the End (1945)

$
0
0

クリスティー文庫83 加島祥造訳 2004年

死が最後にやってくる (ハヤカワ文庫―クリスティー文庫)/早川書房
¥821
Amazon.co.jp

【インホテプ】家長。墓所守。ひとりよがりで世代交代ができない。

【ヤーモス】インホテプの長男。心配性で鈍重。がっしりとした大きな体格、動作はのろい。
【サティピイ】ヤーモスの妻。背が高く、精力的で、口やかましい。息子が二人いる。

【ソベク】インホテプの次男。陽気で自信にあふれている。
【カイト】ソベクの妻。物静かで頑固。子供のことばかり考えている。平凡な顔つき。
【アンク】カイトの幼い娘。カイトたちには他に二人の子供がいる。

【レニセンブ】インホテプの娘。
【テティ】レニセンブの娘。4歳。
【ケイ】レニセンブの亡夫。

【イピイ】インホテプの三男。16歳。甘やかされ、自信過剰な美少年。

【エサ】インホテプの母。物事をよく見抜き、智慧がある。

【ノフレト】インホテプの愛妾。まっすぐな黒々とした眉、濃いブロンズ色の肌、長く濃い睫毛。若くて尊大な美しい女。19歳。

【ヘネット】インホテプ家の召使い。愚痴っぽく恩着せがましい不愉快な女。音もたてず歩き回って他人の秘密を集める。
【ホリ】インホテプ家の管理人。
【カメニ】インホテプに雇われている若い書記。
【メルスー】医者。

【アスハイエト】インホテプの亡妻。
【アンカ】インホテプの二番目の妻。故人。
【イピ、モントウ】ミイラ作り職人。
【モントウ】ハサー寺院の聖僧。

<<献示>>
S.R.K.グランヴィル博士(親愛なるスティーヴン)

凹んでも案外すぐ元気になるもんで

$
0
0

鉢が出来ました。


23cm×6cm
釉薬:黒マット&黒
還元焼成

家で煮物を盛ったら、
居酒屋みたいでカッコいい(?)と言われました。

これは、この鉢をロクロでひいた直後。


そのあと、別の大皿5枚を大失敗したという悲劇で
意気消沈しましたが・・・


いろんな人に慰めてもらって、
おかげで元気も出て来て、
せっせと削って
その大失敗の反省を生かしながら
丁寧に釉薬をかけました。

おかげで、稲城市民祭の展示に出すこともできました。

なんせ手元に器が全然ない時期で、
右側の小鉢は家でガンガン使ってるしろもの、
そんなのまで動員してなんとか展示。

大失敗の大皿は、今、目下再作成中です。
家族でハンバーグやパスタを食べるように
一人一枚、作る予定です。
頑張るぞ!

ABC殺人事件 The A B C Murders (1936)

$
0
0

クリスティー文庫11 堀内静子訳 2003年

ABC殺人事件 (ハヤカワ文庫―クリスティー文庫)/早川書房
¥864
Amazon.co.jp

【エルキュール・ポアロ】私立探偵。
【アーサー・ヘイスティングズ】ポアロの友人。大尉。南アメリカの農場から、イギリスに一時帰国している。

【アリス・アッシャー】最初の犠牲者。アンドーヴァーにて。煙草と新聞を売る小売店をやっていた60歳近くの女性。
【フランツ・アッシャー】アリスの夫。
【メアリ・ドラウアー】アリスの姪。オーヴァトンで小間使いをしている。
【ミス・ローズ】アンドゥーバーから6キロ離れたグレンジ荘に住む老婦人。
【ディック・ウィロウズ、カーディ、ジョージ、プラット】アッシャーの飲み仲間。
【トム、ハリー】アリスの兄弟。トムは戦死、ハリーは南アメリカに行き音信不通。
【ファウラー夫人】アリスの店の隣人。
【エディ】ファウラーの娘。
【ジェイムズ・パートリッジ】銀行員。
【アルバート・リデル】鉄道の保線員。
【カー】医師。
【グレン】アンドーヴァーの警部。長身で金髪、感じのいい笑み。
【ブリッグズ】グレンの部下。

アンドーヴァー Andover : ハンプシャー州。ロンドンの南西。

【エリザベス(ベティ)・バーナード】二番目の犠牲者。ベクスヒルにて。カフェのウェイトレス。23歳。パーマをかけた金髪。
【バーナード夫妻】バンガロー「ランディノド」に住む。
【ミーガン・バーナード】エリザベスの姉。ロンドンの会社に勤めている。黒い髪を短いボブ・スタイルにカットしている。
【ミス・ヒグリー】エリザベスの同僚。黒髪、黒い目にバラ色の頬のぽっちゃりした娘。
【ドナルド(ドン)・フレイザー】エリザベスの恋人。立派な体格の青年。そばかすのある顔、赤い髪。不動産屋「コート&ブランスキル」で働いている。
【ミス・メリオン】カフェ「ジンジャー・キャット」の店主。40歳ぐらい、オレンジ色の髪の痩せこけた女性。
【ジェローム大佐】遺体発見者。
【カーター】サセックス州警察の警視。
【ケルシー】若い警部。感じのいい顔立ち、聡明そうな人物。

ベクスヒル Bexhill : ベクスヒル・オン・シー Bexhill-on-Sea。 イースト・サセックス州。 ロンドンの南東、海沿い。

【カーマイケル・クラーク卿】三番目の犠牲者。チャーストンにて。元、有名な医者。中国陶磁器蒐集家。海を一望できる「コームサイド荘」に住む。
【レディ・シャーロット・クラーク】カーマイケルの妻。病人。
【フランクリン・クラーク】クラーク卿の弟。日焼けした金髪で大柄の男。
【ソーラ・グレイ】クラーク卿の秘書。ほとんど無色のアッシュブロンドの髪、明るい灰色の目。
【デヴェリル】クラーク卿の執事。
【キャプスティック】レディ・クラークの看護婦。
【ローガン】レディ・クラークの主治医。
【ウェルズ】地元警察の警部。

チャーストン Churston : チャーストン・フェラーズ Churston Ferrers。デヴォン州。トーキーの近く。

【ジョージ・アールスフィールド】四番目の犠牲者。理髪師。ドンカスターにて。
【レドベター】ドンカスターの映画館「リーガル劇場」で女優「キャスリン・ロイヤル」が出ている映画「一羽の雀も」を観ていた男。
【ロジャー・エマニュエル・ダウンズ】映画館の客。ハイフィールド男子校の教師。
【ジョフリー・パーネル、サム・ベイカー】ジェイムスンの知人。映画館の客。
【ヒル】映画館の客。
【ジェイムスン】映画館の警備員。
【ボール】宿屋「ブラック・スワン」の主人。体が大きく頭の働きの鈍い男。
【メアリ・ストラウド】「ブラック・スワン」の従業員。太った若い女。

ドンカスター Doncaster : サウス・ヨークシャー州。マンチェスターの東。

【アレグザンダー・ボナパート・カスト】行商人。退役軍人。
【マーベリ夫人】カスト氏の下宿の女主人。
【リリー・マーベリ】マーベリ夫人の娘。
【トム・ハーティガン】リリーの友人。
【バート・スミス】マーベリ夫人の弟。カナダにいる。
【ストレンジ】イーストボーンのホテルの客。

【カッパー】クロームが手柄をあげたメイベル・ホーマー事件の犯人。

【トンプスン博士】精神病研究者。感じの良い中年男。
【ルーカス】若い弁護士。
【メイナード】メイナード&コール弁護士事務所の人物。
【サー・ライオネル】副総監。
【ジェイコブズ】部長刑事。
【アンダースン大佐】警察本部長。
【クローム】警部。若く寡黙で、博識。偉そうにかまえている。
【トレンチャード卿】クロームの上司。
【ジャップ】主任警部。

《「ひらいたトランプ」?》
p39ポアロ「想像してごらんなさい」「四人の人間がブリッジをしていて、それに加わらない一人が暖炉のそばの椅子に座っている。夜更けになって、暖炉のそばの男が死んでいることが発見される。」「四人のうちの誰がやったのか?」
「ひらいたトランプ」は「ABC殺人事件」と同じ年に発表されているが、「ABC殺人事件」よりも後。のはず。

「スタイルズ荘の怪事件」について》
p224ポアロ「わたしがイギリスではじめて手がけた事件を覚えていますか。」「わたしは愛しあってる二人を一緒にしたーー一人を殺人の咎で逮捕させるという単純な方法によって!」

《献示》
ジェームズ・ワッツ

ひらいたトランプ Cards on the Table (1936)

$
0
0

クリスティー文庫13 加島祥造訳 2003年

ひらいたトランプ (ハヤカワ文庫―クリスティー文庫)/早川書房
¥842
Amazon.co.jp

【エルキュール・ポアロ】私立探偵。

【シャイタナ】パーティの招待主。ぴんと張った口髭と黒い短い顎髭。背の高い痩せた男。顔は長く陰気。見るからに悪党といった風采に仕上げている。
【アリアドニ・オリヴァ夫人】探偵作家。フィンランド人の私立探偵「スヴェン・イエルソン」が出てくる小説を書いている。ポアロとは以前文芸晩餐会で一緒になったことがあった。熱心な女権論者でもあり、女性の持つ直感を信じている。洋服の着こなしはちょっとだらしなく、澄んだ目とがっちりした体格を持つ愛想のいい中年夫人。髪形をいろいろと変化させる。りんごが好物。
【レイス大佐】諜報局員。日焼けした、整った顔の50代の男。植民地で活躍していた。「茶色の服の男」にも登場。

【アン・メレディス】25歳。中背の美人。褐色の髪、大きな灰色の目。ゆっくりと内気な話し方。

【ドクター・ジェフリー・ロバーツ】医師。陽気な血色のいい顔、すばやく光る小さな目、ちょっと禿げかかっていてやや肥りぎみ。活発に歩き回る、世俗的な成功を収めるタイプ。

【ロリマー夫人】ブリッジ好きの老婦人。63歳。白髪の髪をきれいに揃え、はっきりとした甲高い声を出す。

【ジョン・デスパード少佐】探検家。痩せた背の高い美男。

【ミス・バージェス】ロバーツの秘書。
【グレーヴズ夫人】ロバーツの患者。
【リー、スティール、ファーマー】医者。
【クラドック夫人】ロバーツの患者。
【ミス・エルシー・バット】クラドック夫人の家に以前勤めていた小間使い。
【フレッド】エルシーの友人。

【ローダ・ドーズ】アンの友人。ウエンドン荘で一緒に暮らしている。色の浅黒い、背の高い、活発そうな娘。
【ピッカズギル】ミス・ドーズにウエンドン荘を売った男。
【アストウェル夫人】ウエンドン荘の通いの家政婦。
【ジョン・メレディス】アンの父。
【エルドン夫人】アンが勤めていた家の夫人。
【ディアリング夫人】アンが勤めていた家の夫人。
【ベンスン夫人】コンビーカーにいた夫人。

【マイハーン】「ピール・アンド・ジェイコブ」に勤めている、デスパード少佐の弁護士。

【ウェスタウェイ】殺人犯。

【ティマシイ・ラクスモア教授】有名な植物学者。
【ラクスモア夫人】ラクスモア教授の未亡人。

【ラング】ロリマー夫人の主治医。

【スティブンズ】窓ふき職人。赤毛の大柄な男。
【ジェラルド・ヘミングウェイ】俳優。ポアロの友人。

【ディヴィドスン】警察医。背の高い、陰気そうな人物。
【チャールズ・イムフェリ卿】内務省分析官。
【オコナー】巡査部長。背がすらっと高く、肩幅が広い美男。
【バトル】警視。四角で大きな無表情な顔をしている。木から掘り出されたような男。

《オリヴァ夫人の作品だがアガサも同名の作品がある。》
p27ミス・メレディス「(オリヴァ夫人について)『書斎の死体』を書いた人ですの?」

《ポアロの有名度》
p27ミス・メレディス「あなたは存じ上げていますわ。ポアロさん。『ABC殺人事件』を解決したのは、あなたでしょ?」

《日本についての言及》
p209エルシー「日本の風土病みたいなものーー買ってきた日本製の髭剃りブラシからうつったのよ。日本人ってよく注意しないのかしら、こわいわねえ。それからあたし、日本製は敬遠してるの」

《ポアロおなじみのジャップ警部が名前だけ登場》
p265バトル「ジャップ警部の言い方によると、あなた(ポアロ)はひねくれた頭を持ってますから」

春にして君を離れ Absent in the Spring (1944)

$
0
0

クリスティー文庫81 中村妙子訳 2004年

春にして君を離れ (ハヤカワ文庫―クリスティー文庫)/早川書房
¥734
Amazon.co.jp

【ジョーン・スカダモア】主人公。主婦。ほっそりとした中年婦人。茶色の髪、青い目。クレイミンスターに住む。
【ロドニー】ジョーンの夫。弁護士。「オルダマン・スカダモア・ウィットニー法律事務所」に勤めている。

【トニー】ジョーンの長男。ローデシアでオレンジ園を経営している。

【エイヴラル】ジョーンの長女。
【エドワード・ハリソン・ウィルモット】エイヴラルの夫。株式ブローカー。34歳。

【バーバラ・レイ(バブズ)】ジョーンの次女。バグダッドに住む。
【ウィリアム(ビル)・レイ】バーバラの夫。イラクの土木事業局に努めている。背の高い、がっちりした体格の、顎のちょっと突き出た青年。青い目。
【モプシー】バーバラの子供。

【アグネス】スカダモア家のメイド。
【ケート】スカダモア家の使用人。
【エドナ】スカダモア家の使用人。

【ブランチ・ハガード】聖アン女学院時代のジョーンの友人。
【ハリー・マーストン】ブランチの恋人。獣医。
【ハリデー】ブランチの元夫。
【レン、メアリ】ブランチの子ども。
【トム】レンとメアリの父親。(ハリデーと同一人物か?)
【ジョニー・ぺラム】ブランチの駆け落ち相手。
【ジェラード】ブランチの恋人。
【ドノヴァン】ブランチの夫。鉄道技師。

【ウィットニー】弁護士事務所の元経営者、故人。
【オルダマン】ロドニーの弁護士事務所の若い共同経営者。
【ガルブレイズ、チェンバレン】ボイラー業者。
【ホッズドン】下ミード農場の老人。
【ホーリー】リトル・ミード農場の持ち主。

【ハリー】ロドニーの伯父。
【ヘンリー】ロドニーの伯父。
【レディー・ヘリオット】ウィリアム・レイの叔母。

【ライオネル・ウェスト】ジョーンの友人。
【ジャネット・アンズモア】ジョーンの友人。
【ドロシア】ジョーンの友人。

【マーナ・ランドルフ】ロドニーのテニス仲間。大柄で、色の浅黒い女性。
【アーリントン】マーナの婚約者。
【マイケル・キャラウェイ】画家。
【ノビー・リード少佐】バーバラのバグダッドでの友人。
【マッキーン】バーバラをバグダッドで診た医者。

【レスリー・アデリーン・シャーストン】スカダモア夫妻の友人。
【チャールズ・エドワード・シャーストン】レスリーの夫。町の銀行の支店長。
【ジョン】レスリーの長男。ビルマにいる。
【ピーター】レスリーの次男。

【ガーネット老婦人】ジョーンの近所に住む婦人。
【マッキーン博士】皮肉なユーモアのある人物。

【ハーグレーヴ・テーラー】ロドニーの友人。
【ミルズ少佐】ロドニーの友人。
【ワトキンズ】ロドニーの友人。

【ギルビー校長】聖アン女学院の校長。大きな鼻、鼻眼鏡、鋭い眼差し。
【メアリ・グラント】聖アン女学院の友人。
【ルパート・カーギル博士】結核の専門医。

【メアリ、アリスン、パメラ・グレイリング】バーバラの友人。
【ベティ・アール、プリムローズ・ディーン】バーバラの友人。
【ジョージ・ハーモン、トム・ウィルモア】バーバラの男友達。
【ランバート夫人】ジョーンの友人。
【アーマデール】ピーターの航空機会社での同僚。

【ホーエンバッハ・サルム(サーシャ)】公爵夫人。面長な、少し蒼ざめた、表情の美しく動く顔。灰色がかった目。ロシア人。フランス語、英語、トルコ語、イタリア語を話す。
【ボーディエ】列車の客。
【ミッチ】サーシャの友人。ハンガリー人。

メソポタミヤの殺人 Murder in Mesopotamia (1936)

$
0
0

クリスティー文庫12 石田善彦訳 2003年

メソポタミヤの殺人 (ハヤカワ文庫―クリスティー文庫)/早川書房
¥886
Amazon.co.jp
【エルキュール・ポアロ】私立探偵。

【エイミー・レザラン】看護婦。青い目、とび色の髪。32歳。

【エリック・ライドナー】遺跡調査隊長。考古学者。褐色の顎髭、中背でややなで肩。アメリカ人。
【ルイーズ・ライドナー】エリックの妻。見事なブロンド。すみれ色の目。

遺跡調査隊隊員
【リチャード・ケアリー】建築家。ハンサムだが張つめた印象。面長で浅黒く日焼けしている。青い目。
【デイヴィット・エモット】アメリカ人。面長な顔、魅力的な微笑。寡黙な青年。
【ウィリアム(ビル)・コールマン】英国人。ピンク色の頬の丸顔の青年。
【カール・ライター】アメリカ人。写真担当。眼鏡をかけた、肥った色白の若者。縮れた髪を長くのばし、ブルーの眼はまん丸。28歳。
【ラヴィニ神父】フランス人。銘文解読担当。バード博士の代役。濃く黒い顎髭を生やしている。鼻眼鏡をかけている。、かけている。、
【アン・ジョンソン】英国人。写真と雑役担当。50歳近く。鉄灰色の髪を短く刈りあげている。男性的な容貌。
【ジョーゼフ・マーカド】顎髭を生やしている。背が高く、やせた暗い印象の男。

【マリー・マーカド】ジョーゼフの妻。25歳ぐらい、浅黒い顔立ち。眼が大きく、猜疑心が強そうに口はきつく結ばれている。
【ジャイルズ・ライリー医師】外科医。黒い髪、面長。ハッサニーで開業している、
【シーラ・ライリー】ライリー医師の娘。黒い髪に青い目。肌は白く、濃い口紅を塗っている。独断的なところがある。

【アブドゥーラ】土器洗いの少年。
【イブラヒム】小間使いの少年。
【マンスーア】小間使いの少年。

【カーショウ】看護婦。エイミーの友人。
【スタビンズ坊や】カーショウの患者?

【ケルジー少佐】ミセス・ケルジーの夫。
【メアリー・ケルジー】バグダッドでエイミーが付き添っていた人物。
【ライト一家】ケルジー夫妻の友人。
【ジョン】ミセス・ケルジーの知り合いの若い空軍少佐。
【ペニーマン少佐】鼻眼鏡の老人。
【ジャーヴィス大尉】シーラの友人。

【フレデリック・ボスナー】ルイーズの最初の夫。
【ウィリアム】フレデリックの弟。

【ジァン・ベラ】フランス領事。

【ディーン少佐】ライドナー夫妻の知人。
【ヴェリエ】フランスの考古学者。小柄な男。
【ラウル・ムニエール】泥棒。
【アリ・ユズフ】宝石職人。

【メイトランド】警察署長。鋭い灰色の目をした気難しそうな小男。

《オリエント急行の殺人についての言及》
p418レザラン看護婦の記述
"ムッシュー・ポアロはシリアにもどり、一週間後にオリエント急行で英国に帰る途中、また新しい殺人事件に巻きこまれた。"
オリエント急行の殺人」は1934年に出版されている。
「メソポタミアの殺人」はそのあとで書かれたものだが、ポアロの物語としては時系列が逆になっている。

《献示》
イラク及びシリアの遺跡調査に携わっている多くの友

もの言えぬ証人 Dumb Witness (1937)

$
0
0

クリスティー文庫14 加島祥造訳 早川文庫 2003年

もの言えぬ証人 (ハヤカワ文庫―クリスティー文庫)/早川書房
¥1,015
Amazon.co.jp

【エミリイ・ハリエット・レイヴァートン・アランデル】田舎町マーケット・ベイシングにある小緑荘の主人。70歳すぎの独身女性。細くすんなりした体型。ヴィクトリア朝風の厳しさを持つ。
【ボブ】エミリイ・アランデルの飼い犬。ワイヤヘアード・テリア。

【ウイルヘルミナ(ミニー)・ロウスン】エミリイの家政婦。白髪混じりで、やや太りぎみ。鼻眼鏡をかけている。

【チャールズ・アランデル】エミリイの甥。人好きがするが、信用できないタイプ。

【テリーザ・アランデル】エミリイの姪。チャールズの妹。ロンドンの社交界で華やかに遊んでいる。背が高く、すらりとした身体つき。黒い髪、厚化粧で蒼白くなっている。
【レックス・ドナルドスン】テリーザの恋人。医者。鼻眼鏡をかけている。薄い青でちょっとつきでた目。

【ベラ・タニオス】エミリイの姪。旧姓ビッグス。やせて背が高く、黒っぽい髪と灰色の大きな目。
【ジェイコブ・タニオス】ベラの夫。ギリシャ人の医者。大柄の陽気な顔つきをした男。顎ひげを生やしている。

【メリー】ベラの娘。
【エドワード】ベラの息子。

【キャロライン・ピーボディ】エミリイの古い友人。丸くコロコロした体型。青い目。

【ジュリア・トリップ】霊媒。目は茶色で少し突き出ている。髪はマドンナ風に二つに分けている。ぽっちゃりとした体型。
【イザベル・トリップ】霊媒。ジュリアの妹。痩せている。明るい色の髪をカールしている。少女めいた態度。

【ウィリアム・パーヴィス】エミリイの顧問弁護士。ハーチェスター市にいる。大柄ながっしりとした男。頭髪は白く顔はばら色。

【グレインジャー】エミリイの友人。医者。60歳すぎ、まゆげの濃い眼の鋭い男。やせて骨ばった顔つき、人を威圧するようなあご。

【ハーディング】医者。
【ジョーンズ】マーケット・ベイシングの食料品屋の親父。
【ミセス・ラムフレイ】マーケット・ベイシングの郵便局の婦人。
【スポット】肉屋の犬。雑種。

【ジョン・レイヴァートン・アランデル将軍】エミリイの父。
【トーマス・アランデル】エミリイの弟。チャールズとテリーザの父。
【アラベラ】エミリイの姉妹。ベラの母。
【マティルダ】エミリイの姉妹。
【アグネス】エミリイの姉妹。
【ヴァーレイ夫人】トーマスと再婚した夫人。チャールズとテリーザの母。

【アンガス】小緑荘の庭師。
【エレン】小緑荘のハウス・メイド。
【アニー】小緑荘の料理人。感じのいい顔つきをした太った女。
【パーヴィス】エミリイの弁護士。

【メリー・フォックス】エクセター寺院の牧師の娘。
【ガブラー】不動産屋、ガブラー・アンド・ストレッチャー商会の人物。白髪混じりの中年男。
【ミス・ジェンキンス】ガブラー・アンド・ストレッチャー商会の事務員。要領をえない女。
【ジョン】ガブラー・アンド・ストレッチャー商会に勤めている17,8歳の少年。
【サミュエルズ夫人】ガブラー・アンド・ストレッチャー商会の客。
【カラザーズ】中年の看護婦。

【ヘイスティングス】ポアロの友人。
【エルキュール・ポアロ】私立探偵。

オリエント急行の殺人事件に関する言及》
p187ヘイスティングス
"わたしの知ってるかぎり、ポアロの東洋旅行はたった一回、シリアからイラクまでくらいのもので、それもほんの二、三週間の短い旅にすぎない。"

《他の作品の犯人ネタバレ》
スタイルズ荘の怪事件

アクロイド殺し
青列車の秘密
雲をつかむ死
これらの事件の犯人の名前を順不同ではっきり挙げている記述がある。[ ]内が名前。
p304ポアロ「いろんな人のことを考えてる。若くてハンサムな[ ]。空威張りはするけどさっぱりした[ ]。人づきあいのよい[ ]。落ち着いた、信頼のおける[ ]。」

《献示》
ピーター(犬)

冬の食卓とティータイムに

$
0
0

還元焼成です。

前回、釉薬をかけすぎて大失敗したアメ釉の皿。
作り直しました!
よくばらずにまずは2枚から・・。

釉薬:アメ、径20cm


フチのプチプチしたスジがポイントであります。

しかし、びびったあまり釉薬薄すぎたな・・
アメって感じじゃなくなっちゃった。
今回は吹き付けでかけました。
次回は濃いめの吹き付けってとこかな・・・

様々な釉薬を使った一点ものがたくさんできました。
いちいち釉薬を溶くのが大変なのですが
どうしても一個一個違うのがかけたいという時もあるのです。

茶碗です。




★釉薬:乳白


★釉薬:梨灰
ちょと平べったくなっちゃったので小鉢にしても。


★釉薬:白マット


★釉薬:梨灰

寒くなると大きなマグカップが欲しくなりますね。


★釉薬:乳白&鉄赤
かなり大ぶりです。


釉薬:白マット


釉薬:梨灰

最近、娘(小5)が週末の夜などに
せっせと紅茶を入れてくれることがあります。
紅茶でホッとしながら
(ちょっとしたオヤツをつまみながら←これが重要?)
ゆったりするのが嬉しいみたい。
我が家には揃いのカップはないので、
バラバラの土ものマグで家族でお茶を飲みます。

忘られぬ死 Sparkling Cyanide (1945)

$
0
0

クリスティー文庫84 中村能三訳 2004年

忘られぬ死 (ハヤカワ文庫―クリスティー文庫)/早川書房
¥994
Amazon.co.jp

【ローズマリー・バートン】富豪の女性。赤味がかった金色(もしくは栗色)の髪、大きな青い目。
【ジョージ・バートン】ローズマリーの夫。ローズマリーの15歳歳上。
【アイリス・マール】ローズマリーの6歳下の妹。黒い髪と灰色の目。

【ヴィオラ・マール】ローズマリーとアイリスの母。
【ヘクター・マール】ローズマリーとアイリスの父。

【ルシーラ・ドレイク】ローズマリーの伯母。ヘクター・マールの腹違いの姉。
【ヴィクター・ドレイク】ルシーラの息子。黒い目、浅黒い顔。ことあるごとに金を無心する、道徳心のない男。
【ケイレブ・ドレイク】ルシーラの亡夫。

【ルース・レシング】ジョージの秘書。器量が良く、冷静で非常に有能。黒髪。

【ベティ・アーチデイル】バートン家の小間使い。
【エヴァンズ】バートン家の小間使い。
【ミセス・パウンド】バートン家の料理人。
【アレグザンダー・オーグルヴィ】ジョージのブエノス・アイレスの代理人。まじめなスコットランド人。

【アンソニー(トニー)・ブラウン】ローズマリーの友人。浅黒いととのった顔。

【スティーヴン・レオナルド・ファラデー】政治家。
【アレクサンドラ(サンドラ)・ファラデー】スティーヴンの妻。淡い色のまっすぐな髪とやや弓なりになった鼻、はっきりとした声。
【キダミンスター卿】アレクサンドラの父。長身で気品をそなえている。
【レディ・キダミンスター(ヴィッキー)】アレクサンドラの母。夫妻には5人の娘(スーザン、エスター、ダイアナ他)と、息子が1人いる。

【ポール・べネット】ローズマリーの名付け親。ローズマリーに財産を遺した。
【グロリア・キング】ローズマリーの友人。
【メイジー・アトウェル】ローズマリーの友人。
【ジーン・レイモンド】ローズマリーの友人。

【チャールズ】ロンドンのレストラン、ルクセンブルクの給仕長。
【ジュゼッペ・ボルサノ】給仕。中年のどこか猿に似た利口そうな男。
【ピエール】チャールズの甥。16歳の気の小さそうな色白の若者。
【ゴールドスタイン】ルクセンブルクの主人。
【レニーとフロー】ルクセンブルクのダンサー。

【デューズベリー】アンソニー・ブラウンの友人。兵器産業関係のユナイテッド・アームズ社の社長。
【ガスケル】医者。
【ホウキンズ】リトル・プライアーズの庭師?

【ジェラルド(ジェリー)・トリントン】レストランの客。近衛歩兵第一連隊。
【パトリシア(パット)・ブライス・ウッドワース】レストランの客。貴族の令嬢。
【ウッドワース卿】パトリシアの父。
【アンダースン】ウッドワース卿の弁護士。
【ペドロ・モラレス】レストランの客。メキシコ系アメリカ人。
【クリスティン(クリシー)・シャノン】ブロンドで青い目の美人。

【ミセス・リチャード・リース・トールバット】ベティを新しく雇った人物。ブルネットに近い髪の49歳の明るい婦人。
【ピュージ大佐】ドレイク夫妻の知人。
【クロイ・エリザベス・ウェスト】女優。25歳前後で背が高く、髪は褐色。
【モンキー・コールマン】アンソニー・ブラウンの知人。

【レイス大佐(ジョニー・レイス)】もと陸軍情報部員。60歳を越えているが、背が高くいかにも軍人らしい体つき。日に焼けた顔、きっちり刈り込んだ鉄灰色の髪、黒い目。バートンの叔父と同郷。
【ケンプ】主任警部。かつてバトルの部下だった。落ち着いた藍緑色の目。
【アダムズ】ケンプの部下。
【ポロック】巡査部長。

謎のクイン氏 The Mysteriout Mr Quin (1930)

$
0
0

クリスティー文庫53 嵯峨静江訳 2004年

謎のクィン氏 (ハヤカワ文庫―クリスティー文庫)/早川書房
¥907
Amazon.co.jp

【ハーリー・クイン】すらりとした長身の謎の男。
【サタースウェイト】少し背中の丸まった62歳の男。交友が広く、人間観察と芸術に憧憬が深い。
【マスターズ】サタースウェイトの運転手。

■クイン氏登場 The Coming of Mr Quin

【トム・イーヴシャム】ロイストン荘でパーティを催した男。
【レディ・ローラ・キーン】イーヴシャムの妻。
【リチャード・コンウェイ卿】軍人で、旅行家で、狩猟好き。
【アレックス・ポータル】40歳近く、金髪で青い目、スポーツ好き。
【エリナ・ポータル】アレックスの妻。オーストラリア人。
【デリク・ケープル】ロイストン荘の前の持ち主。
【マージョリー・ディルク】デリクの友人。
【アプルトン】気難しい老人。
【アプルトン夫人】若く美しいアプルトンの妻。

■窓ガラスに映る影 The Shadow on the Glass

【シンシア・ドレージ】化粧が濃くきつい顔をした中年の女。
【アンカートン】グリーンウェイズ荘の持ち主。
【アンカートン夫人】黒髪のずんぐりとした女性。
【リチャード・スコット】ハンターで探検家。明るく溌剌とした人物。長身で髪が黒い。
【モイラ・スコット(オコンネル)】リチャードの若い妻。ほっそりとした体型、大きな茶色の目、赤味がかった金髪。三ヶ月前にリチャードと結婚した。
【ジョン・ポーター少佐】リチャードの友人。日焼けした寡黙な男。長身で髪が黒い。がっしりした体格、灰色の目。
【アイリス・スタヴァントン】金髪、青い目のすらりとした女性。狩猟家で旅行家。
【ジミー・アレンソン】大尉。30歳のハンサムな青年。
【エリオット家】グリーンウェイズ荘の以前の持ち主。
【イーヴシャム夫妻、スタンリー】グリーンウェイズ荘の以前の客。
【ウィンクフィールド警部】40歳すぎの頭の切れそうな感じの精力的な警部。
【トムスン】アンカートンの執事。

■<鈴と道化服>亭奇聞 At the 'Bells and Motley'

【ジョージ・フォスター】サタースウェイトの知人。
【ウィリアム(ビリー)・ジョーンズ】鈴と道化服亭の主人。
【メアリー】ウィリアムの娘。
【リチャード・ハーウェル大尉】カーリントン・マレット村
【エリナ・ル・クートー】フランス系カナダ人。23歳、教養ある黒髪の美人。アシュリ荘の持ち主。ハーウェルの妻になった。
【シンクレア夫人】エリナ・ル・クートーの付き添い。
【サイラス・G・ブラドバーン】アメリカの大富豪。
【レッカン卿】ル・クートーに結婚を申し込んだと噂された男。
【ジョン・マシアス】庭師。
【スティーブン・グラント】ハーウェルの馬の世話係。

■空のしるし The Sign in the Sky

【ジョージ・バーナビー卿】ディアリング・ヒル荘に住む。初老、肥満体、拝金主義。こまかいことにやかましく、用心深い。
【ヴィヴィアン・バーナビー】ジョージの若い妻。
【マーティン・ワイルド】農場を経営している青年。
【ヘンリー・トムスン】ジョージの秘書。
【シルビア・デール】村の医者の娘。
【ルイーザ・バラード】ディアリング・ヒルのハウスメイド。35歳ぐらい。がっしりした体つき、カールした褐色の髪と茶色の目。
【デンマン】トムスンの知人。

■クルピエの真情 The Soul of the Croupier

【ザーノヴァ伯爵夫人】モンテ・カルロで毎年サタースウェイトが会う夫人。長身でスタイルが抜群に良い。髪と目は黒。
【フランクリン・ラッジ】アメリカ中西部の若者。
【エリザベス・マーティン】アメリカ人の生真面目な娘。
【ミラベル】パリの人気女優。長身ですらりとした女性。見事な染めた金髪。
【ピエール・ヴォーシュ】カジノのクルピエ(ルーレット係)。

■海から来た男 The Man from the Sea

【オルガ】歌手。
【マニュエル】スペイン人の庭師。
【アントニー・コズデン】血色が良くやや小太り、丸みのある茶色い目、白髪の混じり始めた金髪。
【ミス・ババ・キンダーズレー】島にいる熟年の婦人。
【?】長身で、日に焼け、髪が黒く、美しい婦人。
【ジョン】婦人の息子。

■闇の声 The Voice in the Dark

【バーバラ・ストランリー(バブス)】女男爵。ほっそりとした金髪で青い目の婦人。三人の夫と離婚し、一人の夫と死別している。少なくとも60歳にはなっているが、若々しい美しさ。
【マージョリー・ゲール】ストランリーの娘。ウィルトシャーのアボッツ・ミードに住む。大柄の体格の良い娘。乗馬好き。
【チャールズ】マージョリーの父親。
【ルドルフ】ストランリーの元夫。
【ビンボー】25歳ぐらいのハンサムな青年。
【ビアトリス】バーバラの亡姉。
【ストランリー卿】バーバラのまたいとこ。
【クレイトン】バーバラのメイド。背が高く、上品なやせた老婆。
【マーシャ・キーン】マージョリーの親友。背が高く、浅黒い膚をした娘。
【ローリー・ヴァヴァスア】マージョリーのいとこ。長身で金髪の青年。
【キャッソン夫人】交霊術に興味を持つ夫人。
【ロイド夫人】霊媒。厚化粧をした若い女。
【ボタセッテイ】サタースウェイトとビアトリス&バーバラ・スタンリー姉妹の共通の知り合いのイタリア人。
【ノエル・バートン】マージョリーの恋人。
【アリス】スタンリー姉妹のメイドだった娘。

■ヘレンの顔 The Face of Helen

【ヨアシュビム】テノール歌手。
【ジリアン(ジル)・ウェスト】美しい金髪の娘。
【フィリップ(フィル)・イーストニー】黒い髪の青年。突き出た頬骨、がっしりして少ししゃくれたあご、突き出た黒い眉、明るい色をした落ちくぼんだ目。
【チャールズ(チャーリー)・バーンズ】金髪の青年。海運会社に勤めている。
【マスターズ】サタースウェイトの運転手。

■死んだ道化役者 The Dead Harlequin

【コッブ】ハーチェスター画廊の責任者。
【フランク・ブリストウ】無名の新進画家。あか抜けない大柄な男。27,8歳。
【モンクトン大佐】チャーンリー卿の自殺に居合わせた人物。
【レジー・チャーンリー(チャーンリー卿)】14年前にチャーンリー荘で自殺した男。
【アリックス・チャーンリー】チャーンリー卿の妻。
【ディッキー】チャーンリー卿が死んだあとに生まれた息子。
【ヒューゴー・チャーンリー】チャーンリー家の一族。
【オストランダー嬢】チャーンリー荘の客。
【アルジー・ダーシー】チャーンリー荘の客。
【アスパージア・グレン】女優。
【モニカ・フォード】家庭教師。

■翼の折れた鳥 The Bird with the Broken Wing

【ジョン】降霊術の参加者。
【ディヴィッド・キーリー】レイデル荘の持ち主。優秀な数学者。個性の乏しいおとなしい男。
【マッジ・キーリー】ディヴィッドの娘。すらりとした上品な娘。生き生きとして可愛らしい。
【ドリス・コールズ】背が低く髪の黒い娘。
【グラハム夫人】長身で白髪混じりの婦人。ロジャーの母。
【ロジャー・グラハム】30歳ぐらい。マッジの婚約者。
【メイベル・アンズリー】クライズリー家の一人。けだるく不思議な雰囲気の美しい女性。
【ジェラード・アンズリー】メイベルの夫。生気のない顔をした色白の男。
【ウィンクフィールド警部】サタースウェイト旧知の警部。「窓ガラスに映る影」にも登場。
【モリス】医師。


《ストレィンジウェイズ夫人の事件》
p400ウィンクフィールド、サタースウェイトに「殺人事件で協力していただくのは、これがはじめてじゃありませんし。ストレィンジウェイズ夫人の事件を覚えていますよ。」
「窓ガラスに映る影」グリーンウェイズ荘の事件のことか?

■世界の果て The World's End

【リース公爵夫人】ダイヤモンドを沢山身につけたみすぼらしい老婦人。倹約家。
【マニュエル】カンヌのホテルの主人。
【ネオーミ・カールトン・スミス】
自称芸術家。公爵夫人とサタースウェイトがコルシカ島のアヤッチオで会った。
【トムリンスン】元インド判事。
【ヴァイズ】劇プロデューサー。
【ロジーナ・ナン】女優。
【ヘンリー・ジャッド】ロジーナの夫。
【アレック・ジェラード】脚本家。

■道化師の小径 Harlquin's Lane

【ジョン・デンマン】実業家。顔色がわずかに赤く、少し痩せぎみの体型。
【アンナ・デンマン(ミハイロヴナ)】ジョンの妻。長身で痩せている。高い頬骨、黒髪を真ん中でわけていて、肌はよく日に焼けている。無表情で化粧っ気がない。元、バレエ・ダンサー。
【モリー・スタンウェル】金髪でブルーの目をした美人。劇では女ピエロ役をする。
【マンリー】劇でピエロ役をする男。
【レディ・ローシャイマー】芸術家志望の若者たちを支援するのが好きな太ったユダヤ人。
【レオポルド・ローシャイマー卿】レディ・ローシャイマーの夫。
【クロード・ウィッカム】作曲家。大きなべっこう縁の眼鏡をかけている。
【カルサノーヴァ】伝説のダンサー。
【サージャス・オラノフ大公(イヴァノヴィッチ )】長身で黒髪の中年近い男。

《献示》
"見えないハーリクィンに"

《ガールスカウトについての言及》
p381「満足した彼(サタースウェイト)は、ガール・スカウトの話題に戻った。」

死との約束 Appointment with Death (1938)

$
0
0

クリスティー文庫16 高橋豊訳 2004年

死との約束 (ハヤカワ文庫―クリスティー文庫)/早川書房
¥842
Amazon.co.jp
【ボイントン夫人】金持ちの未亡人。アメリカ人。でっぷりと太った老婦人。

【レノックス・ボイントン】ボイントン家の長男。背が高く骨組みが軟弱そう。30歳ぐらい。
【ネイディーン・ボイントン】レノックスの妻。黒い髪、白い肌、灰色の大きな目のおだやかな顔。

【レイモンド・ボイントン】ボイントン家の次男。23,4歳ぐらい。ギリシャ人のような容貌。
【キャロル・ボイントン】ボイントン家の長女。レイモンドとよく似ている。栗色の髪。
【ジネブラ(ジニー)・ボイントン】ボイントン家の次女。17歳ぐらいの美しい娘。金色をおびた赤毛。きょうだいの中で唯一現ボイントン夫人の実の娘。

【エルマー・ボイントン】ボイントン夫人の夫。故人。

【ジェファーソン・コープ】ネイディーンの友人。陽気な中年のアメリカ人。

【サラ・キング】女医。黒い髪。エルサレムへ向かう汽車の中でレイモンドと出会った。
【テオドール・ジェラール】医学博士。精神科の権威。フランス人。

【ウエストホルム卿夫人】婦人代議士。日焼けした顔に木馬のような鼻をした堂々たるかっぷくの女。元、ヴァンシタート夫人。
【ウエストホルム卿】狩猟や魚釣りや射撃しか人生の楽しみのない中年の貴族。

【ウェルドン卿】エルサレムのソロモン・ホテルの客。
【ガブリエル・インバウム卿】ソロモン・ホテルの客。財務官。
【マンダース・ストーン卿】ソロモン・ホテルの客。考古学の権威。

【アマベル・ピアス】保母。ペトラへの旅行者。小柄な中年の婦人。
【マーモード】通訳。太った男。

【クレマンソー】医学博士。
【エレン・ハント卿夫人】マーモードのかつての客。

【カーバリ大佐】アンマンの警察署長。色のまだらな口ひげをぼうぼうと生やしている。青い目。頭が半ば禿げ上がり、中背でしまりのないずんぐりとした体つき。
【レイス大佐】カーバリ大佐の古い友人で情報局の同僚でもあった。ポアロの紹介状を書いた。
【エルキュール・ポアロ】私立探偵。

《他の作品についての言及》
p159
レイス大佐が書いたポアロの紹介状。
“「そのまことに巧妙な心理学的推理のほんの一例として_」レイスは彼がシャイタナ殺人事件を解決したいきさつを書いていた。”

p251
ネイディーン「聞くところによると、あなたはかつてオリエント急行の殺人事件で、陪審の評決をそのまま承諾なさったそうじゃありませんか」

p315
ミス・ピアス「そしたら、あなたはかの有名な名探偵じゃありませんか!もちろんあたしはABC殺人事件を、はじめから終わりまで読みましたよ。」

《献示》
リチャードとマイラ・マロック

ポアロのクリスマス Hercule Poirot's Christmas (1939)

$
0
0

クリスティー文庫17 村上啓夫訳 2003年

ポアロのクリスマス (ハヤカワ文庫―クリスティー文庫)/早川書房
¥972
Amazon.co.jp
【シメオン・リー】ゴーストン館の主人。南アフリカで財をなし、イギリスに戻って事業を始めてさらに金持ちになった。

【アデレイド】シメオンの妻。故人。ほっそりとしたやさしい顔、美しいブロンドの髪、青い目だった。

【アルフレッド・リー】シメオンの長男。おだやかな顔にやさしい茶色の目の中年男。頭が肩の中に沈んでいて角ばった体つき。
【リディア・リー】アルフレッドの妻。精力的な、やせたグレイハウンドを思わせる女。動作は敏捷で上品。美しくはないが特徴的な顔、チャーミングな声。

【ジョージ・リー】アルフレッドの弟。国会議員。41歳になる肥満ぎみの紳士。疑り深い表情をおびた薄青い軽い出目、いかつい顎。
【マグダリーン・リー】ジョージ20歳ほど年下の妻。卵がたの顔、きりっとした眉、淡褐色の目、やせ形のプラチナブロンドの女。浪費家。

【デヴィッド・リー】アルフレッドの弟。画家。巻き毛に青い目。
【ヒルダ・リー】デヴィッドの妻。ねずみがかった茶色の髪、淡褐色の眼。見るからに頑丈でずんぐりしているが、理知的で人をひきつける魅力のある中年女。

【ハリー・リー】アルフレッドの弟。家を出て、何度も金を無心してきた。傲慢なあご、高い鼻、いたずらっぽい眼。

【ジェニファー(ジェニー)】アルフレッドの妹。スペインの美術家と結婚し、一年前に死んだ。金糸のような髪、青い目。

【ピラール・エストラバドス】シメオンの孫、ジェニファーの娘。黒い髪、黒い目、濃いクリーム色の肌。
【ファン・エストラバドス】ピラールの父。獄中で死亡した。

【エビニザー・ファー】シメオンが南アフリカのキンバリーで共に過ごした男。
【スティーヴン・ファー】エビニザーの息子。南アフリカから来た。陽に焼けた青銅色の顔、青い目、高い鼻。

【シドニー・ホーベリー】シメオンの付添従僕。のっぺりした顔の色の浅黒い男。

《ゴーストン館の使用人》
【エドワード・トレッシリアン】執事。40年以上勤めている。
【ウォルター・チャンピオン】給仕。庭師の息子で、この館で育った。
【エミリー・リーヴス】料理人。
【クィーニー・ジョーンズ】台所女中。
【グラディス・スペント】女中頭。
【グレース・ベスト】第三女中。
【ジョーン・ケンチ】メイド見習い。

【ドリス・バックル】酪農品連合販売店で働いている若い娘。
【ウェスト大佐】ホーベリーが以前仕えていた人物。
【ジャスパー・フィンチ】ホーベリーが以前仕えていた人物。
【ジョーンズ】海軍中佐。
【コンチータ・ロペス】ピラールの友人。
【グラント】エビニザー・ファーの友人。

【チャールトン】ホジキンス・アンド・ブルース事務所の弁護士。用心深い青い眼をしている。

【ジョンスン大佐】ミドルシャー州の警察本部長。
【サグデン】警視。大柄な好男子。ワシ鼻、好戦的なあご、長い濃い栗色の口ひげ。
【(ドクター)】やせたかなり年配の男。
【エルキュール・ポアロ】私立探偵。

《日本文化に関する言及》
p39
リディアの作った箱庭のうちの一つ。
“三、四本の美しい小さな植木と、水のかわりに鏡を使った池と、粘土でつくった橋とで表した日本の庭園があった。”

三幕の殺人のネタバレ》
p136
ジョンスン大佐「おどろくべき事件といえば、あの○○事件だったな」
「さいわい近ごろはニコチン中毒などというものは、めったに見られなくなったから」
○○には犯人の名前がはいっている。

p145
サグデン
「こちらにおいでになったのは、たしか数年前ではございませんでしたか。バーソルミュウ・ストレインジ卿の死。ニコチン毒殺事件。わたしの地区ではありませんが、むろんそれについては、くわしく承知しております。」

《献示》
ジェームズ(アガサの義兄)

火曜クラブ The Thirteen Problems (1932)

$
0
0

クリスティー文庫54 中村妙子訳 2003年

火曜クラブ (ハヤカワ文庫―クリスティー文庫)/早川書房
¥907
Amazon.co.jp
-----《前半の登場人物》-----

【ジェーン・マープル】雪白の髪、うす青い目、桜色の頬をした老婦人。
【レイモンド・ウェスト】ジェーンの甥。作家。
【ジョイス・ランプリエール】女流画家。黒いショートカットの髪、はしばみ色の瞳。
【サー・ヘンリー・クリザリング】元スコットランド・ヤードの警視総監。身だしなみのよい紳士。口髭がある。
【ペンダー博士】老牧師。
【ペサリック】弁護士。眼鏡ごしにじろっと相手を眺めるくせのある小男。

■火曜クラブ The Tuesday Night Club

サー・クリザリングの話(仮名を含む)
【ジョーンズ(アルバート)】薬品会社のセールスマン。粗野な赤ら顔。50歳前後。
【ミセス・ジョーンズ】45歳ぐらい。
【ミス・クラーク(ミリー)】ミセス・ジョーンズのコンパニオン(家政婦をかねた話し相手)。60歳ぐらいのにこやかで色つやの良いふとった女性。
【グラディス・リンチ】ジョーンズ家のメイド。

マープルの連想
【カラザーズの奥さん】エビを買った婦人。
【エリオット】魚屋。
【ハーグリーヴズ】マウント荘に住む男。
【ミセス・ハーグリーヴズ】ハーグリーヴズの妻。

■アスタルテの祠 The Idol House of Astarte

ペンダー博士の話(仮名を含む)
【サー・リチャード・ヘイドン】ペンダー博士の大学時代の友人。ダートムアの沈黙の森荘を持つ。
【エリオット・ヘイドン】リチャードの従弟。弁護士。
【レディー・マナリング】リチャードの客。
【ヴァイオレット】レディー・マナリングの娘。あまりぱっとしない。
【ロジャーズ大尉】夫婦で乗馬好き。
【ロジャーズ夫人】ロジャーズの妻。
【サイモンズ】若い医者。
【ダイアナ・アシュレー】社交界で有名な美人。漆黒の髪、すらりと高い背、クリームのように淡い色の美しい肌、ちょっと吊り気味の黒い目で東洋的な顔立ち。

マープルの連想
【スミザーズ、カーズレイク一家、バーデン一家】から松荘に住んだ人々。
【レディー・シャープレー】園遊会を開いた人物。
【ジャック・ベインズ】負傷兵。

■金塊事件 Ingots of Gold

レイモンドの話
【ジョン・ニューマン】コーンウォール、ポルペラン村の男。エリザベス朝、スペインの無敵艦隊に興味を持つ。
【バッジウォース】警部。イヴァソン失踪事件についてレイモンドと会った。
【ビル・ヒギンズ】潜水夫。
【ケルヴィン】三錨亭の主人。黒い髪、浅黒い顔、血ばしった目で肩幅の広い男。妙にこそこそしている。
【エリザベス】ニューマンの家に通いで来るお手伝い。


■舗道の血痕 The Bloodstained Pavement

ジョイスの話
【デニス・デイカー】ジョイスがコーンウォールのラトール村で見かけた男。
【マージャリー】デニスの妻。
【キャロル・ハーディング】デニスの友人。
【ジョーン】若くぱっとしない婦人。

マープルの連想
【グリーンさんの奥さん】5人の子どもに先立たれた婦人。

■動機対機会 Motive v Opportunity

ペサリックの話(仮名を含む)
【サイモン・クロード】財産家。
【クリストベル】クロードの孫。
【グレイス】クロードの姪。
【メアリ】クロードの姪。
【ジョージ】クロードの甥。
【フィリップ・ガロッド】若い優秀な科学者。グレイスの夫。
【ユーリディス・スプラッグ】アメリカ人の霊媒。
【アブサロム・スプラッグ】ユーリディスの夫。こそこそした目つきのやせた男。
【ロングマン】科学者。
【エマ・ゴーント】メイド。背の高い中年の女。
【ルーシー・デイヴィッド】コック。30歳ぐらいの器量よし。

マープルの連想
【トミー・サイモンズ】いたずらっ子。

■聖ペテロの指のあと The Thumb Mark of St Peter

マープルの話
【ジョーンズさんの奥さん】買い物袋を切られた。
【シムズさんの奥さん】新調の毛皮のコートを一度しか着なかった。
【メイベル】マープルの姪。
【ジェフリー・デンマン】メイベルの夫。気性が激しい。
【デンマン老人】メイベルのしゅうと。
【ローリンソン】デンマン家のかかりつけ医。
【ドロシー】デンマン家のお手伝い。
【ブルスター】デンマン老人のつきそい。やせた50歳ぐらいの女。
【アニー】牛乳屋と婚約したマープルの使用人。

-----《後半の登場人物》-----

【ジェーン・マープル】
【ヘンリー・クリザリング】
【アーサー・バントリー】クリザリングの友人。体格ががっしりしていて赤ら顔。
【ドリー・バントリー】アーサーの妻。ふくよかで感じのいい婦人。
【ロイド】セント・メアリ・ミード村の医師。白髪混じりの頭。
【ジェーン・ヘリア】美しい人気女優。青い目。

■青いゼラニウム The Blue Geranium

バントリー夫妻の話
【ジョージ・プリチャード】バントリー夫妻の友人。
【メアリ・プリチャード】ジョージの妻。わがままで癇癪持ち。
【コプリング】看護師。人柄が良く如才がない。
【カーステアズ】看護師。占い好き。
【ザリーダ】透視家。
【ジーン・インストウ】ずけずけとものを言う婦人。青い目。スポーツ好き。

■二人の老嬢 The Companion

ドクター・ロイドの話
(カナリア諸島、グランド・カナリア島のラス・パルマスで開業してた時の話)
【?】スペイン人。背がすらりの高く危険な雰囲気のある美しい女性。
【メアリ・バートン】40歳ぐらいの、色白で小柄でふとっている婦人。
【エイミ・デュラント】40歳ぐらいの、色が浅黒く、小柄でやせている婦人。メアリ・バートンのコンパニオン。

ジェーン・ヘリアの脱線話
【ヴァレンタイン】ジェーン・ヘリアが利用しているボンド・ストリートの美容師。
【オードリ・デンマン】ヴァレンタインの美容室を利用している女優。

マープルの連想
【イズレイル・ピーターズの娘】セールスマンと結婚した女優。
【トラウト】老婦人。

■四人の容疑者 The Four Suspects

マープルの連想
【トレント】カバンの中のお金が盗まれた人物。
【アーサーおばさん】通いのお手伝い。夫がひどい酒飲み。

サー・ヘンリーの話
【ローゼン博士】ドイツの犯罪組織を解体した人物。立派な風貌の大柄の男。
【グレタ・ローゼン】ローゼン博士の姪。
【チャールズ・テンプルトン】ローゼン博士の秘書。
【ゲルトルード・シュワルツ】ローゼン博士の家政婦。
【ドブズ】ローゼン博士の庭師。
【ジョージーナ】ローゼン博士に手紙を送った人物。
【ヘルムート・スパート、エドガー・ジャクソン、アモス・ペリー】ジョージーナの手紙に出てきた人物。
【エマ・グリーン】テンプルトンに手紙を送った人物。

マープルの連想
【アニー・ポールトニー】ミス・ラムに長年つかえた人物。
【ミス・ラム】遺言状が紛失した人物。

■クリスマスの悲劇 A Christmas Tragedy

マープルの話
【エセル】マープルの家にいたお手伝い。器量のいい娘。
【アニー・ウェブ】手癖の悪い娘。
【ミセス・ブルイットのところの娘】手癖の悪い娘。
【エドワーズ】マープルの知人。
【レディー・アシュトン】エセルののちの勤め先。
【サンダーズ】大柄な男ぶりのよい赤ら顔の男。
【グラディス・サンダーズ】サンダーズの妻。色白であまり冴えない顔色の婦人。
【ウォルター・ホーンズ】グリーン・マン館を経営してた男。
【ハリー】妻が死に再婚した男。
【ジョージ】水療院のポーター。
【メアリ】水療院のメイド。
【エミリ・トロロプ】マープルが水療院で会う婦人。
【カーペンター】マープルが水療院で会うお年寄りの婦人。
【モーティマー夫妻】サンダーズ夫人の友人。
【コールズ】医者。
【ヒッチコック】サンダーズの友人。
【スペンダー】サンダーズの友人。


■毒草 The Harb of Death

バントリー夫人の話
【サー・アンブローズ・バーシー】クロッダラム・コートに住む。白髪の、立派でチャーミングな老紳士。
【シルヴィア・キーン】金髪ですきとおるような肌のたいへんな美人の女性。
【モード・ワイ】シルヴィアの友人。色の浅黒い、醜いが一種の魅了のある娘。
【カール】サー・アンブローズと本の話をしに来た客。中年の猫背の男。
【ジェリー・ロリマー】サー・アンブローズの隣にあるフェアリーズ荘に住む。シルヴィアと婚約していた。
【アデレイド・カーペンター】中年のものやわらかな夫人。大柄でふっくらした色白の顔。40歳ぐらい。
【マーティン・バーシー】サー・アンブローズの息子。

マープルの連想
【ミセス・マッカーサー】ミセス・トーミーに球根を送った。
【ミセス・トーミー】一家で球根を食べて中毒になった。
【バッジャー】薬屋の老人。

■バンガロー事件 The Affair at the Bungalow

ジェーンの話
【レスリー・フォークナー】戯曲を書く青年。赤い髪。
【サー・ハーマン・コーエン】バンガローの持ち主。
【クロード・リースン】俳優。
【メアリ・カー】クロードの妻、女優。
【ネッタ・グリーン】女優。
【クロード・アヴァベリ】俳優。
【サー・ジョセフ・サーモン】ネッタ・グリーンの愛人。

マープルの連想
【ペブマーシュ】洗濯女。

■溺死 Death by Drowning

【ローズ・エモット】村のきれいな娘。
【トム・エモット】ブルー・ボア館の持ち主。中年の大きながっしりした男。落ち着かぬ目、喧嘩ばやそうな顎。
【レックス・サンドフォード】ローズの恋人。建築家。
【アリントン】サンドフォードに家の建築を依頼している人物。
【フッティット】肉屋。
【ジミー・ブラウン】12歳の少年。
【ジョー・エリス】大工をしている青年。肩幅のがっしりと広い若者。青い目。
【ミセス・バートレット】エリスの下宿先の家主。中年のがっしりした大柄な女。
【ジャイルズ】ジミーが溺死者を見てかけつけた家。
【ドレウィット】警部。大柄のがっしりとした体格のもの分かりのよい男。
【メルチェット】州警察本部長。軍隊式な態度をふりかざす小男。
【ヘイドック】警察医。

マープルの連想
【ピーズグッド】八百屋。

《ボーイスカウトに関する記述》
p435メルチェットがジミーに
「なかなかよくやったよ。落ちつきを失わず、なすべきことをした。たしか、ボーイスカウトに入っていたんだっけな?」

《献示》
レナード・ウーリー夫妻

ナイルに死す Death on the Nile (1937)

$
0
0

クリスティー文庫15 加島祥造訳 2003年

ナイルに死す (ハヤカワ文庫―クリスティー文庫)/早川書房
¥1,058
Amazon.co.jp

【エルキュール・ポアロ】私立探偵。

【リネット・リッジウェイ】美貌で金持ちの若い女性。輝くような金髪。6月で21歳になる。

【サイモン・ドイル】ジャクリーンの婚約者。肩幅が広く、黒味がかった青い目の青年。さらっとした褐色のちぢれ髪、四角いあご。
【ジャクリーン・ド・ベルフォール(ジャッキー)】リネットの親友。父親はフランスの伯爵、母親はアメリカ人。小柄なスラリとした娘。黒いぱっちりとした目。髪は黒味がかった褐色で縮れている。

【ルイーズ・ブールジェ】リネットのメイド。溌剌としたラテン系の栗色髪の女性。
【マリイ】リネットの元メイド。

【アンドリュー・ペニントン】リネットの財産管理人。背の高い立派な身なりの中年紳士。
【スターンゲイル・ロックフォード】ペニントンの共同経営者。

【アンナ・ハーツ】リネットの母親。
【メリッシュ・リッジウェイ】リネットの父親。
【レオポルド・ハーツ】アンナの父。

【ジョウアナ・サウスウッド】社交界の貴婦人。背が高く、細長い利口そうな顔つき。眉は毛を抜いて奇妙な形に描いている。27,8歳。

【ミセス・アラートン】ジョウアナのいとこ。顔立ちの整った、髪の毛の白い、好感の持てる50歳ばかりの婦人。
【ティム・アラートン】ミセス・アラートンの息子。背の高いやせた青年。髪は黒く胸幅は狭く、ものがなしそうな目。

【サロメ・オッタボーン】女流作家。
【ロザリー・オッタボーン】オッタボーンの娘。栗色の髪のきれいな娘だが、社交的ではない。

【ヴァン・スカイラー(マリー)】金持ちの老婦人。
【コーネリア・ルス・ロブスン】スカイラーのいとこ。大柄で不細工な娘。褐色の犬のような目。
【バウァーズ】スカイラーの看護婦。鼻眼鏡をかけている。
【ミセス・ロブスン】コーネリアの母親。
【ネッド】故人。ミセス・ロブスンの夫?

【ジェイムズ(ジム)・レッチデイル・ファンソープ】弁護士。物静かな若者。
【ウィリアム・カーマイクル】ジムの伯父。ジムと「カーマイクル・グラント・アンド・カーマイクル法律事務所」を共同経営している。

【ギド・リケティ】考古学者。イタリア人。ずんぐりとした中年の男。
【カール・ベスナー】医者。坊主がりの頭、髭を生やしている太った男。厚いレンズの眼鏡をかけている。
【ファーガスン】社会主義的な男。背が高く、黒い髪、細い顔に好戦的なあご。

【フリートウッド】カルナク号の機関士。獰猛な顔つきをした大男。

【バーナビー】田舎町モルトン・アンダー・ウッドにある酒場「三冠亭」の主人。

【ジョージ・ウッド卿】リネット・リッジウェイが買ったモルトン・アンダー・ウッドの屋敷、ウッド館の前の持ち主。
【チャールズ・ウィンドシャルム卿】リネットに求婚している人物。有名な荘園チャールトンベリーを代々所有してきている。
【ピアース】リネットが雇った建築士?p44

【ガストン・ブロンダン】高級フランス料理店シェ・マ・タントのオーナー。
【ジュールス】シェ・マ・タントのシェフ。
【トビー・ブライス】リネットがシェ・マ・タントで夕食をともにした人物。

【デヴニッシュ夫妻】アラートン母子、ジョウアナの知り合い。
【モンティ】アラートン母子、ジョウアナの知り合い。
【ミセス・リーチ】アラートン母子が滞在していたマジョルカのホテルの客。
【ラシントン・スミス】ポアロの知り合いのカーマニク号の客。
【ルイス・ヴァン・オーディン】ミス・ヴァン・スカイラーの古い友人。

【レイス大佐】英国特務機関員。背の高い赤銅色の肌の男。

【ヘイスティングス】ポアロの友人。名前だけ出てくる。(p482)
【ジャップ警部】ポアロの友人。名前だけ出てくる。(p506)


《どの話についての記述?》
p37
エルキュール・ポアロはかつて解決してやった事件ー死体一個と、給仕人と、ムッシュー・ブロンダン自身と、それから非常に美しい一人の女性とがそれぞれ一役演じたあの事件ーを思い浮かべながら微笑した。

《「忘られぬ死」についての記述》
p231
エルキュール・ポアロはちょうど一年ばかり前ロンドンで奇態なパーティに招かれたことがある。この奇妙なディナー・パーティは、そのパーティの主人公の死という変わった結末に終わってしまった。このパーティでポアロはレイスと知り合ったのである。

《「オリエント急行の殺人」についての記述》
p416ポアロ
「一度、オリエント急行で私が殺人事件を調査していた時、真っ赤なキモノが紛失して、問題になったことがあるんです。」

《献示》
シビル・バーネット

死の猟犬 The Hound of Death (1933)

$
0
0

クリスティー文庫55 小倉多加志訳 2004年

死の猟犬 (ハヤカワ文庫―クリスティー文庫)/早川書房
¥907
Amazon.co.jp

■死の猟犬 The Hound of Death

【アンストラザー】語り手。
【ウィリアム・P・ライアン】アンストラザーの友人。アメリカの新聞特派員。
【キティ】コーンウォール、フォルブリッジのトゥレアンに住むアンストラザーの姉。
【シスター・マリー・アンジェリック】ベルギーからフォルブリッジにやってきた修道女。目は大きく、青白く肌がすきとおるような顔、
【ローズ博士】フォルブリッジに5,6年前に来た若い医者。
【レアド博士】故人。

■赤信号 The Red Signal

【ヴァイオレット・エヴァースレイ夫人】頭の弱い美人。
【アリントン・ウェスト卿】ハーリー街の有名な精神科医。どこか横柄な恰幅のいい男。
【クレア・トレント】抜けるように白い肌、ほっそりとした顔つき、金髪。
【ジャック・トレント】クレアの夫。太り気味の血色がいい男。
【ダーモット・ウェスト】ジャックの古い友人。日焼けした顔に澄んだ灰色の目。アリントンの甥。
【トムスン夫人】霊媒。小肥りの中年女。霊は日本の「シロマコ」。
【チャールソン】アリントンの運転手。
【ジョンソン】アリントンの使用人。
【ミルソン】ダーモットの下男。
【ヴェラール】ロンドン警視庁の警部。
【コーリー】ヴェラールの部下。

■第四の男 The Fourth Man

【パーフィット】大聖堂参事会員。
【ジョージ・デュランド卿】有名な弁護士。きれいに髭をそった、からかい好きらしい顔の男。
【キャンベル・クラーク博士】精神病の専門医としても有名な内科医。角ばった顎、青い目、薄くなっている赤みがかった髪。
【フェリシー・ボウル】フランスの多重人格者。
【スレイター】ホーム経営をしているイギリスのオールド・ミス。フェリシーをホームに迎えた。
【メートル・キムベリエ】フェリシーの症状を調査した人物たちの一人。
【アネット・ラヴェル】ダンサーを志望していた娘。
【ラウール・ルタルドー】フェリシーとアネットと共に子供時代を過ごした男。

■ジプシー The Gipsy

【マックファーレン】スコットランド人の男。
【ディッキー・カーペンター】マックファーレンの友人。 素朴で直情径行型、口下手な男。
【エスター・ロウズ】ディッキーの元婚約者。背が高く青白い顔、ほっそりとしたユダヤ鼻、真っ黒な髪と目。
【レイチェル・ロウズ】エスターの妹、マックファーレンの婚約者。茶色の目。
【アーサー】ロウズ姉妹の兄弟。故人。
【ロウズ老人】ロウズきょうだいの父?
【アリステア・ホワース夫人】ディッキーがロウズ家で会った婦人。金髪で完璧な美人。
【モーリス・ホワース】ホワース夫人の夫。鈍重そうな男。
【クリスティン】ホワース夫人の母親。
【ラウズ夫人】ホワース家の中年のメイド。
【ジョニー】医師。

■ランプ The Lamp

【ランカスター夫人】現実的な婦人。背が高く、ゆたかな暗褐色の髪にほんのわずか白いものがまじっている。青い目。
【ウィンバーン】ランカスター夫人の父親。猫背で、神経が繊細でどこか神秘的な顔立ちの、痩せて腰の曲がった老人。
【ジェフリー(ジェフ)】ランカスター夫人の小さい息子。
【ラディッシュ】不動産屋。ラディッシュ・アンド・フォプロウ商会。
【ウィリアムズ】ウェイミンスターの町、19番地の屋敷にかつて住んでいた人物。
【ジェーン】ジェフリーの子守り。

■ラジオ Wireless

【メアリー・ハーター】老婦人。
【チャールズ・リッジウェイ】ハーター夫人の甥。
【ミリアム・ハーター】ハーター夫人の姪。
【メネル】医師。
【パトリック】ハーター夫人の亡夫。
【エリザベス】ハーター夫人の忠実なメイド。60歳になる痩せたのっぽの女。
【ユーイング】チャールズの友人。
【エマ】ハーター夫人の従妹。
【ウィリアム】ハーター夫人の近しい青年。
【ホプキンスン】ハーター夫人の弁護士。

《パタリロ!》
魔夜峰央の「パタリロ!」単行本第四巻「マリネラの吸血鬼」と
ストーリーが酷似している。

■検察側の証人 The Witness for the Prosecution

【レナード・ヴォール】殺人で起訴された若者。33歳。
【ロメイン・ハルガー】レナードの情婦。背が高く、頬骨が高く、黒い髪。オーストリア国籍。
【メイハーン】事務弁護士。きちんとした身なりをした折り目正しい態度の小柄な男。
【エミリー・フレンチ】年配の婦人。
【ジョージ・ハーヴィー】レナードの友人。
【ジャネット・マッケンジー】エミリーのメイド。
【モグソン夫人】中年で、腰がまがり髪はばさばさの灰色の婦人。顔には真っ赤な傷あとがある。
【マックス】ロメインの恋人。
【チャールズ卿】判事。

■青い壷の謎 The Mystery of the Blue Jar

【ジャック・ハーティントン】24歳のゴルフ好きな若者。
【フェリーズ・マルショー】スミレ色の目をした若い娘。
【アンブローズ・ラヴィントン】ハーリー街の有名な医者。黒い顎ひげをちょっぴり生やし、鋭い灰色の目をしている。
【ターナー夫妻】ヘザー荘の以前の持ち主。
【モールヴァラー】フランス人の教授。
【ジョージ】ジャックの叔父。

■アーサー・カーマイクル卿の奇妙な事件 The Strange Case of Sir Arthur Carmichael

【エドワード・カーステアズ】医学博士、心理学者。
【セトル博士】カーステアズの友人。
【ウィリアム・カーマイクル】故人。
【アーサー・カーマイクル准男爵】ウィリアムとその先妻の息子。
【カーマイクル夫人】ウィリアムの後妻。
【?】ウィリアムとその後妻の息子。8歳。
【フィリス・パターソン】アーサーの婚約者。金髪のかわいい娘。

■翼の呼ぶ声 The Call of Wings

【サイラス・ヘイマー】でっぷりとした体の金持ちの男。
【リチャード(ディック)・ボロウ】ロンドン、イースト・エンドの熱心な牧師。痩せた禁欲的な顔立ち。
【バーナード・セルドン】神経科の専門医。
【?】笛を吹く足のない男。

■最後の降霊会 The Last Séance

【ラウール・ドーブルイユ】32歳くらいの若いハンサムなフランス人。血色のいい顔に黒い口ひげを生やしている。技師。
【シモーヌ】背の高い金髪の女性。霊媒。
【エリーズ】シモーヌの使用人。年配のフランス女。
【ロシュ教授】シモーヌに降霊術を依頼した人物。
【ジェニール博士】シモーヌに降霊術を依頼した人物。
【エクス夫人】大柄な女。
【アメリ】エクス夫人の娘。故人。

■S・O・S

【ディンズミード】猫背で、大きな赤ら顔の体の大きな男。
【ディンズミード夫人(マギー)】小柄なおどおどした灰色の髪の女。ディンズミードの妻。
【シャーロット】ディンズミードの娘。金髪で間隔のあいた灰色の目の美人。
【マグダレン】ディンズミードの娘。シャーロットの姉。青白い顔に黒い髪の美人。
【ジョニー】ディンズミードの息子。15歳ぐらい。
【モーティマー・クリーヴランド】精神病学の権威。神秘学の研究家。

暗い抱擁 The Rose and the Yew Tree (1947)

$
0
0

クリスティー文庫86 中村妙子訳 2004年

暗い抱擁 (ハヤカワ文庫―クリスティー文庫)/早川書房
¥734
Amazon.co.jp

【ヒュー・ノリーズ】元教師。語り手。

【ジョン・メリウェザ・ゲイブリエル】保守党の国会議員候補。「今度の戦争」でヴィクトリア勲章を受けている少佐。小柄でぱっとしない見た目だが、話上手。コックニー訛りがある。父親は鉛管工。

【パーフィット】従僕。
【キャサリン・ユーグービアン】不器量な女。
【ファーザー・クレメント】伝説の英雄。

【アダレイド(アデリド、アディー)・セント・ルー】第七代セント・ルー男爵の未亡人。男爵はボーア戦争で戦死。骨ばった大きな顔に鷲鼻、広い額。

【イザベラ・チャータリス】アデリドの次男の娘。背がすらりと高く、面長の顔、高い額、くすんだ金髪。中性的な美しさ。

【アグネス・トレシリアン】アデリドの妹。夫とは死別。太っていて、大きな丸顔にきらきら輝く小さな目。
【モード(ビガム)・チャータリス】アデリドの義妹。夫とは死別。痩せぎすで渋紙色の皮膚。


【ルパート・セント・ルー】第九代セント・ルー男爵。日焼けした、痩せた顔、鼻の下に髭。深い青い目。たくましく美しく、頭のよい好男子。

【ロバート・ノリーズ】ヒューの兄。画家。
【テレサ・ノリーズ】ロバートの妻。黒い髪。独特な、うがったものの言い方をする。大叔母からセント・ルーの家ポルノース・ハウスを相続した。
【エイミー・トレジュリス】テレサの大叔母。

【ジェニファー】ヒューの恋人。中肉中背、黒い髪に黒い目(p29)。(青い目?p299 )
【ハリマン】ヒューと同じ車に乗り事故にあった人物。
【キャロ・ストレンジウェイ】ヒューとジェニファーの共通の知人。

【カーズレーク】保守党の運動員。ポルノース・ハウスの独立家屋を借りている。痩せた小男。
【ジャネット・カーズレイク】カーズレークの妻。痩せぎすの浅黒い顔の婦人。
【ジョージ・バラダイル】保守党の国会議員。69歳で政界から引退した。
【ジェームズ・ブラッドウェル】保守党の候補者。62歳。裕福で真正直だが、演説下手。
【ウィルブレアム】労働党候補者。
【フレディ・エルトン】ヴィクトリア勲章を授与された男。
【S将軍】保守党の集会を司会した、高齢の将軍。

【スパイダー・ジェームズ】ゲイブリルが戦場で助けた男。

【ジェームズ・(ジム)バート】獣医。大酒飲み。
【ミリー】ジェームズの妻。28歳ぐらい。茶色い目、栗色の髪。美しい歯並びとかわいらしいえくぼを持つ。
【ホイッドン】バートの友人。
【ポピー・ナラコット】酒場、スマグラーズ・アームズの女。

【ジョンソン】獣医。

【プライス、バーディー】ポルノース・ハウスの独立家屋を疎開先として使っていた家族。
【パム】ゲイブリルが子供の時に出会った女の子。
【ポルウィディン】学童疎開先のおかみさん。

【アン・モードント(トムスン)】ミセス・カーズレイクの姪。
【アン・トレンチャード、アン・ラングリー】イザベラの学友。
【カーティス】セント・ニニアンズの校長。

【アモス・ポルクレクシン】セント・ルー領地の小作人。
【エレン・ヒース】セント・ルー領地の小作人。

【クラースヴィッチ】スロヴァキアに住むユダヤ人の外科医。
【ストラノフ】スロヴァキアの独裁者。

《ボーイスカウトに関する記述》
p74
ヒュー“ボーイ・スカウトの少年に車椅子をゆっくり押してもらって前の壁ぎわの席に向かって進みながら私は、この種の集会の効用について考えていた。”
p81
ヒュー“さっき車椅子を押してくれたボーイ・スカウトも姿を見せた。”
p300
イザベラ「教会の式に出て下さいます?お天気がよかったら、ボーイ・スカウトに車椅子を押してもらって」

《対日戦争についての記述》
この戦争の相手は、ドイツではなく「日本」と名言されている。
p78
ヒューがゲイブリルの演説の内容を説明
“戦争がいずれ終結したら、日本が戦いから手をひいたら、平和の日がくる。そのときこそ、本腰をいれてさまざまな問題に取り組まなければならない”

p254
イザベラ「日本との戦争が終わったら_帰っていらして、今度はずっとここでお暮らしになるのかしら?」


Viewing all 138 articles
Browse latest View live